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[ACL]クラブ史上初のACLに臨む仙台、梁のPK弾で先制も1-1ドロー発進

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[2.26 ACL第1節 仙台1-1ブリーラム・U ユアスタ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージが26日に開幕した。クラブ史上初のACLに挑むベガルタ仙台は、ホームでタイのカップ戦王者でプレーオフを勝ち上がったブリーラム・Uと対戦し、1-1で引き分けた。第2節は3月12日に行われ、敵地で江蘇舜天(中国)と対戦する。

 仙台のシステムは4-3-3。GKは林卓人、DFラインは右から田村直也渡辺広大石川直樹和田拓也。MFはアンカーに角田誠、ひとつ前に梁勇基富田晋伍。そして3トップは赤嶺真吾を頂点に右に太田吉彰、左を武藤雄樹が務めた。

 初のACLに臨む仙台。初戦はピッチ外では雪が積み上がった、ホーム・ユアテックスタジアムで迎えた。

 ボールポゼッションでは上回った仙台だが、前半はなかなかいい形を作り出せなかった。セットプレーからゴールを目指すが、15分のCKのこぼれ球を押し込んだ富田のミドルはゴール右。40分には梁の右CKを石川が頭で合わせるが、GKの正面を突いた。

 守備面では昨季までカターレ富山に所属した平野甲斐に突破を許す場面もあったが、ブリーラム・Uのカウンターにもしっかり対応。危ない場面を作られることなく、前半をスコアレスで折り返した。

 後半から仙台はメンバーに変更は行わなかったものの、システムを4-4-2に変更。中盤を角田、富田のダブルボランチにして右に太田、左に梁。FWは赤嶺と武藤の2トップにした。するとこのシステム変更が仙台攻撃陣に活気を与える。開始早々の4分、高い位置でボールをカットした赤嶺がフリーの武藤にパス。武藤のコースを狙ったシュートは惜しくも右に外れたが、前半にはなかった“得点の匂い”が徐々に漂いだす。

 すると後半8分、仙台に待望の先制点が生まれる。右サイドを駆け上がった太田のクロスから、流れの中で相手DFオスマル・バルバ・イバネスのハンドを誘いPKを獲得。梁のPKはGKに触れられたが、ゴール左隅に決まった。

 さらにチャンスを作る仙台。後半14分、左サイドから梁がFKを蹴り入れると赤嶺が頭で合わせる。同20分にはゴール前混戦の中で梁が押し込むが、いずれもGKの正面を突いてしまう。さらには同23分にもカウンターから太田が絶好機を迎えるが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 仙台は後半27分に赤嶺に代えてFWウイルソンを投入。昨シーズン13得点を挙げた助っ人を投入し、追加点を奪いに行く。だが仙台は一瞬の隙を突かれてしまう。同31分、右サイドからのCKをニアでオスマル・バルバ・イバネスに頭で合わされ、試合を振り出しに戻されてしまった。

 まさかの同点劇に仙台は後半38分から武藤に代えて新戦力のMF佐々木勇人を投入。さらに最後のカードとして44分、太田に代えてFW中原貴之をピッチに送り込んだが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことは出来ず。初のアジア挑戦、ホームでの初陣は勝ち点1を挙げるのみにとどまった。

[写真]仙台は梁勇基のPKで先制も…


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