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J1王者・広島も黒星スタート…ホームで0-2敗戦

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[2.27 ACL第1節 広島0-2ブニョドコル Eスタ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は27日、グループリーグ第1節2日目を行い、Jリーグ王者のサンフレッチェ広島はホームでブニョドコル(ウズベキスタン)と対戦し、0-2で敗れた。前半45分に先制点を許すと、その後の反撃も及ばず、後半41分に決定的な2失点目。昨季のJ1王者がホームで零封負けを喫し、黒星スタートとなった。

 10年以来、3年ぶりのアジア挑戦となった広島は23日の富士ゼロックススーパー杯から先発3人を変更。MF森崎和幸、MF清水航平、MF森崎浩司がベンチスタートとなり、MF岡本知剛、MF山岸智、FW石原直樹が先発した。鳥栖への期限付き移籍から3年ぶりに復帰した岡本は復帰後公式戦初出場となった。
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 ホームでの初戦で是が非でも勝ち点3が欲しい広島だったが、苦しい展開を強いられた。前半17分、相手のクリアミスを拾った山岸の右足ミドルはGKイグナティ・ネステロフのセーブに阻まれ、同25分には山岸のスルーパスにFW佐藤寿人が反応したが、左足ダイレクトで狙ったシュートは枠を捉え切れなかった。

 攻め手を欠く広島に対し、ブニョドコルはチームの強みを発揮する。前半終了間際の45分、右サイドからのクロスボールに合わせたのは196cmのFWアレクサンドル・ピシュル。DF千葉和彦の頭一つ上から打点の高いヘディングを叩き付け、ゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドで折り返した後半、広島は必死の反撃に出るが、1点が遠い。後半8分、MF高萩洋次郎の左CKにDF水本裕貴がヘディングで合わせるが、枠外。同16分には山岸が左サイドで縦に仕掛け、クロスボールに合わせた佐藤のヘディングシュートも決め切れなかった。

 広島は後半23分、高萩に代えて森崎浩を投入し、最初のカードを切る。同31分には山岸に代わって清水、同35分には岡本に代わってMF中島浩司がピッチに入った。ホームで負けるわけにはいかないJリーグ王者。後半40分、左CKのこぼれ球をMF青山敏弘がエリア外から右足ダイレクトで狙うが、大きくゴール上に外れた。

 すると後半41分、痛恨のミスから決定的な2失点目を喫した。水本から千葉へのバックパスが合わず、プレッシャーをかけたMFムサエフがボールをカット。そのままドリブルで独走し、追いすがる水本を振り切って左足でゴールに流し込んだ。試合はそのまま0-2で終了。前日26日にブリーラム(タイ)と引き分けた仙台、広州恒大(中国)に敗れた浦和に続いて、またしても日本勢は初戦を白星で飾ることができなかった。


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