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豊田&大迫の両エース弾!鳥栖と鹿島は開幕ドロー発進

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[3.2 J1第1節 鳥栖1-1鹿島 ベアスタ]

 2日、J1が開幕し昨シーズンJ1初参戦ながら5位に躍進したサガン鳥栖は、ホーム・ベストアメニティスタジアムに鹿島アントラーズを迎えた。鹿島はエースFW大迫勇也のゴールで先制。対する鳥栖もエースFW豊田陽平が同点弾をあげる。試合は1-1で終了し、勝ち点1を分け合った。

 鳥栖は昨シーズン、ベストイレブンに輝いた豊田をターゲットにロングボールを中心にして攻撃のリズムをつくる。

 アウェーの鹿島は、エースに成長した大迫、新加入のFWダヴィ、電撃復帰をはたしたMF野沢拓也を中心に両サイドをうまく使って攻撃をしかける。

 前半5分、個人技でPA内に侵入した大迫がこの試合最初のシュートを放つが、枠を捉えることはできなかった。

 反撃に出たい鳥栖は前半30分、左サイドバックのDF金民友がPAの外からチーム最初のシュート放つも、大きく枠を越えてしまう。

 そして迎えた前半32分、2013年J1最初のゴールが生まれる。鹿島の右CK、キッカーは野沢。ボールはダヴィの頭を経由し、大迫の足元へ。大迫の右足から放たれたダイレクトボレーは、GKの足元をすり抜けてネットを揺らした。

 後半に入っても鹿島が仕掛ける。同1分には昨シーズンのベストヤングプレーヤー賞のMF柴崎岳がミドルシュートを打つも、惜しくもクロスバーを直撃となった。

 しかしその後は、豊田にボールが収まるようになり、鳥栖が攻勢に出る。同12分には敵陣深くでボールを受けた金民友が中央に折り返すが、豊田には惜しくも合わない。

 鳥栖のペースが続いた後半26分、鹿島DF 青木剛とのルーズボールの競り合いに勝った豊田がそのままドリブルでPA内まで持ち込み、左足のシュートからゴール。頼れるエースの個人技で鳥栖が試合を振り出しに戻した。

 後半36分、鳥栖は3枚目の交代枠を使い、日本代表MF清武弘嗣(ニュルンベルク)の実弟のMF清武功暉を投入。福岡大に在籍した昨季も特別指定選手として鳥栖に参加し、J1デビューを果たしていたが、プロとしての第1歩は開幕戦途中出場となった。

 後半アディショナルタイムには、右サイドからのクロスに豊田が頭で合わせるが、シュートはクロスバーを直撃。鳥栖は逆転への決定機を逃し、試合はそのまま1-1で終了した。
 
 試合後のインタビューで豊田は「最後外してしまったので申し訳ないという気持ちです。今日みたいなチャンスは決めるのでスタジアムに足を運んでください」とサポーターに必勝を誓った。

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