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長谷川アーリアが1G1A!!大分のミスを逃さなかったFC東京が逆転勝ち

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[3.2 J1第1節 大分1-2F東京 大銀ド]

 2013年のJ1リーグ戦が2日に各地で開幕した。プレーオフを制し、4季ぶりにJ1に復帰した大分トリニータFC東京が大分銀行ドームで激突。前半17分にMFチェ・ジョンハンに先制ゴールをゆるしたFC東京だったが、前後半1点ずつを決め、2-1で逆転勝ちをおさめた。

 4季ぶりのJ1を戦う今季の大分。新戦力は3選手が先発出場を果たした。昨季と同じ3-5-2のフォーメーションで臨む大分。3バックの中央を神戸から加入したDF高木和道が務め、右MFには横浜FMから加入した松本怜、そして2シャドーの一角には北九州から加入した木村祐志が入った。
 対するFC東京。主力組ではMF梶山陽平がパナシナイコスに移籍したが、昨季と同じ4-2-3-1のフォーメーションで臨む。トップ下には大宮から加入したロンドン五輪代表MF東慶悟が入った。先月サウサンプトンから電撃復帰を果たしたFW李忠成はベンチスタートとなった。

 立ち上がりから攻勢に出たのはFC東京だった。だが東のシュートがクロスバーを叩くなど、運にも見放された攻撃が続いた。そんな中で迎えた前半17分、大分が試合を動かすこととなる。

 大分は左サイドからのCKを獲得。ショートコーナーを受けたチェがシュート性のクロスをゴール前に入れる。FW森島康仁がニアで潰れると、そのままゴールネットに吸い込まれ、待望の先制点を手にした。当初の発表では森島のゴールとされたが、チェのゴールに訂正された。ファーストシュートが大分に2013年ファーストゴールをもたらした。

 だがF東京も前半のうちに反撃。26分、右サイドのMF高橋秀人からFW渡邉千真に横パスが出る。渡邉は中にドリブルで切り込みMF長谷川アーリアジャスールにパス。リターンを受けた渡邉が迷わず左足を振り抜くとシュートはゴール左隅に吸い込まれた。

 後半に入ってもF東京ペースが続く。すると後半12分、大分の軽率なプレーから逆転ゴールが生まれる。F東京の右サイドからのCKをGK丹野研太が直接キャッチ。ペナルティーアーク付近まで持ち上がって手で味方にパス。するとこの連携が合わず長谷川が掻っ攫うと、左足ループでゴールに突き刺した。

 後半27分には渡邉に代えて李を投入。李はファーストタッチでいきなり決定的なシュートを放つなど存在感を示す。同45分にもMF石川直宏からのスルーパスで抜け出してシュートを放った。ゴールこそ奪うことは出来なかったが、次節以降の活躍に期待を抱かせるには十分な復帰戦の内容となった。

 試合はFC東京がこのまま2-1で逃げ切り、開幕戦を白星で飾った。試合後、1G1Aの長谷川は、「切り替えを早くすることを意識していた。ゴールが見えていたので流し込むだけだった」と笑顔で得点シーンを振り返っていた。

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