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香川がユナイテッド加入後、初のハットトリック!! チームは16戦無敗で首位快走

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 プレミア・リーグは2日に第28節を各地で行い、首位を走るマンチェスター・ユナイテッドは、ホームでノリッジと対戦した。日本代表MF香川真司はスタメンで出場し、前半ロスタイムには6節のトッテナム戦(2-3)以来、22試合ぶりとなるゴールを決めた。さらに後半31分にも香川はゴールを決め、加入後初の2得点。さらに後半42分にもゴールを決め、ハットトリックを達成。後半45分にはルーニーの強烈なミドルシュートも決まり、ユナイテッドが4-0と快勝している。

 前回のノリッジ戦に敗れて以来、ユナイテッドはリーグ戦で15戦無敗(13勝2分)を保っている。同じ相手にホームとアウェーで連敗するシーズンダブルは避けたいユナイテッドだが、なかなか攻撃の糸口を見いだせない。前半16分には香川が落としたボールをMFアンデルソンが縦にパス。これを受けたFWファン・ペルシーがダイレクトでルーニーとパス交換し、ゴール前に走り込む。フィニッシュに持ち込もうとしたが、飛び出してきたGKにキャッチされている。

 その後も香川は、前線を幅広く動きながら、多くのプレーに関与する。25分にもバレンシアが折り返したボールがDFに当たったところを足下に収め、キャリックにつなぐ。反転してシュートに持ち込んだキャリックだったが、ボールはGKにキャッチされた。攻めあぐねたユナイテッドだったが、前半ロスタイムに先制する。右サイドからバレンシアが入れたクロスをファン・ペルシーがトラップ。このトラップは流れたが、これに香川が反応した。それまでチャンスメークに徹し、ゴールに背を向けて味方にボールを預けることが多かった香川だが、この場面では右足アウトサイドでボールをゴールに流し込み、ユナイテッドが1点をリードして前半を折り返した。

 後半もユナイテッドがボールを保持する展開は変わらない。しかし、人数を掛けて守るノリッジを崩せない。逆に後半17分にはノリッジが決定機をつくったが、MFラッセル・マーティンがゴールから数メートルの距離から放ったシュートは、クロスバーを越えて行った。

 3日後の5日にはUEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦の第2レグを控えるユナイテッドは、ファン・ペルシーをベンチに下げてFWウェルベックを起用する。迎えた後半31分には、ルーニーが最終ラインの裏に走り込んでボールを受ける。ボールを保持し、PA内に走り込んだ香川にパスを出すと、香川はゴールを守ろうとするGKとDFの逆を突く、極めて柔らかいシュートを決めて、2-0と点差を広げた。さらに後半42分にも速攻から抜け出すと、飛び出してくるGKの頭上を抜くループシュートを決めて、ユナイテッドで初のハットトリックを達成した。さらに終了間際にはルーニーのミドルシュートも決まり、ユナイテッドが4-0で快勝。勝ち点を71に伸ばしている。

 ハットトリックを達成した香川は、開幕戦のエバートン戦以来の今季2試合目となるリーグ戦フル出場も果たし、3日後に控えるレアル・マドリー戦に弾みをつけた。

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