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U-18プレミアリーグ4月7日開幕!昇格4チーム監督が意気込み

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 4月7日、3年目を迎えるU-18世代最強決定リーグ、「高円宮杯サッカーリーグ2013プレミアリーグ」が開幕する。参加20チームを東西10チームずつ、プレミアリーグEAST、プレミアリーグWESTに分けて、それぞれホーム&アウェー方式の総当り戦で優勝決定。各優勝チームがU-18世代日本一を懸けて12月15日のチャンピオンシップで激突する。開幕を1か月後に控えた8日、プレミアリーグEASTに今季昇格するJFAアカデミー福島(福島)と桐光学園高(神奈川)、プレミアリーグWESTに今季昇格するガンバ大阪ユース(大阪)と大津高(熊本)の各監督が都内で意気込みを語った。

 注目の実力派たちがプレミアリーグに昇格してきた。09年の福島県2部リーグ参戦からわずか5年目で最高峰のリーグ戦へ上り詰めた“戦うエリート軍団”JFAアカデミー福島の中田康人監督は「東北、福島の代表として参加できることも嬉しく思います。最高峰のリーグで選手がどれだけ戦えるのか、そして個をどれだけ伸ばせるのか非常に楽しみに、チャレンジ精神を持って18試合戦っていきたいと思います」。また関西のJクラブとしては京都、C大阪、そして神戸に続くプレミアリーグ参戦となるG大阪ユースの梅津博徳監督は「クラブとしては悲願のプレミアリーグ参入、ということ(だけ)で終わらないように、今年一年、一試合一試合チャレンジしていきたいと思います。関西の4つのJの中で遅れを取っていたと思うのですが、やっと同じ舞台に立てるということで、関西をしっかり盛り上げられるように頑張って行きたいと思います」と意気込んだ。

 関東、九州の厳しいリーグ戦を勝ち抜いてきた高校勢2チームの躍進にも期待が高まる。新チームから桐光学園の指揮を執る鈴木勝大新監督は「神奈川県にはJクラブが4つ。そして昨年、一昨年とインターハイで優勝している学校が神奈川県にありまして、その中でこの最高峰のリーグに桐光学園として参加させて頂くということは非常に光栄ですし、選手にとっても非常に厳しい環境に身をおけるという上では貴重な体験だと思っています。中村俊輔や藤本淳吾という日本代表の選手もウチから出ていますので、トップレベルの大会に通じるような選手をこの大会で輩出できるように桐光学園としても全力で戦い抜きたいと思います」。また今季、公立校として唯一プレミアリーグに挑戦する大津の平岡和徳監督は「これまでやってきた個を徹底的に磨きながら、ストロングポイントを強めていくという作業がこの素晴らしい大会の中でも継続出来ればと思いますし、その中でチームを成熟させて素晴らしい大会の下に高体連の大会でも活躍できるチームをつくりたい。唯一の公立高校ですけれども、そういった公立高校の皆さんの期待に添えるような、子どもたちの将来に触れているという自覚を持ちながら日本の将来の選手作りに力を注げればと思います」と宣言した。

 昨シーズンは初参戦チームの神戸U-18がプレミアリーグWESTで2位に食い込んだ。同じように参戦初年度から優勝争いに絡むチームが出てくるのか。プレミアリーグWESTでは広島ユースが連覇を果たし、プレミアリーグEASTでは過去2年、東京Vユースと札幌U-18が1位と2位を分け合っている。経験値の高い既存チームに対して、新規参戦4チームがどのような戦いを見せるのか、注目だ。

[写真]今季昇格する4チームの監督が意気込みを語った

(取材・文 吉田太郎)

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