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連戦考慮し内田は出場せず 「昨日、監督に呼ばれて…」

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 ブンデスリーガは16日、第26節を行い、DF内田篤人の所属するシャルケは敵地でMF清武弘嗣とMF金崎夢生の所属するニュルンベルクと対戦し、0-3で敗れた。故障から復帰後、公式戦2試合連続でフル出場していた内田はベンチ入りも出場機会はなく、連戦を考慮しての“休養”となった。

「昨日、監督に呼ばれて、1週間で3試合はきついんじゃないかと言われて、今日はベンチです」。右太腿裏肉離れから前節9日のドルトムント戦(2-1)で約1か月ぶりに復帰。いきなり2アシストの活躍でチームの勝利に貢献し、12日の欧州CL・ガラタサライ戦(2-3)でも公式戦2試合連続となるアシストを記録した。

 復帰直後に2試合連続のフル出場。しかも、ルールダービー、欧州CLというビッグマッチ2試合だった。「俺もこんなに早く90分やれるとは思ってなかったというか、もうちょっと練習をやってからかなと思っていた。中2日、中3日が続いたので、しょうがないかなと」。故障明けで無理はさせられないという監督の配慮もあっての“温存”だった。

 内田自身は「(ケガをしたあとに)100%の状態になるまで戻ってこないと言っていたし、ここでは(報道陣の前では)100%としか言わない。選手の俺が『休んでよかった』とは言えない」と話すが、同じ箇所の肉離れを繰り返していたこともあり、「連戦は続いてみないと分からない」と、過密日程に不安を抱えていたのも確か。ここで1試合休んだことをプラスに、今後の日本代表、そしてブンデスリーガ終盤戦へつなげていく。

(取材・文 西山紘平)

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