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後半に攻め合った名古屋とC大阪は、1-1のドロー

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[3.20 ナビスコ杯第1節 名古屋 1-1 C大阪 瑞穂陸]

 ナビスコ杯は20日に各地で第1節を行い、名古屋グランパスはホームでセレッソ大阪と対戦した。前半をスコアレスで折り返すと、後半2分、C大阪にオウンゴールで先制された名古屋だが、後半23分にFW玉田圭司が同点ゴールを挙げる。両チームともに勝ち越しゴールを目指して攻撃的な姿勢を見せたが、決勝点は決まらず。1-1のまま試合終了を迎えている。

 立ち上がりから、両チームは慎重な試合運びを見せる。前半11分には名古屋が左サイドからのクロスを入れると、ゴール前でMF藤本淳吾が頭で合わせたが、シュートは枠を捉えきれない。同26分にはC大阪もPA内にMF南野拓実がドリブルで仕掛け、最後はFW柿谷曜一朗がシュートしたが、直前にオフサイドの判定をとられている。

静かな試合展開となった中で、前半44分に名古屋にアクシデントが起こる。藤本が負傷し、MFヤキモフスキーとの交代を強いられた。このまま前半は0-0で折り返す。

 後半開始早々の2分、C大阪は右サイドでセットプレーを得る。MF山口螢がゴール前に入れたボールに柿谷が飛び込む。これに対応したDF本多勇喜に当たったボールがゴールに入ってしまう。同11分には名古屋もDF闘莉王のロングフィードをPA内でFW矢野貴章がヘッドで流す。これをFW玉田圭司がシュートしたが、ボールは左に外れて行った。

 14分にはC大阪の南野がPA内でボールを持ち、右足を振り抜いたが、闘莉王が気迫のこもったブロックを見せた。後半17分にもC大阪は、左サイドからの折り返しを受けた山口がPA内でシュートを放つが、大きくふかしてしまった。

 後半18分には名古屋がMFダニルソンとMF中村直志を起用し、早くも交代枠を使い切る。この交代が奏功する。後半24分、中村が右に展開したボールをDF田中隼磨が折り返す。これをFW田中輝希がヘッドで落とすと、玉田が頭で押し込み、1-1と試合を振り出しに戻した。同36分には、左サイドから本多が入れたクロスを、玉田がジャンピングボレーで合わせる。しかし、これはGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれた。

 C大阪も後半28分にFWエジノに代えて、FW杉本健勇をピッチに送り出した。その後も両チームが、積極的に攻め合う展開となる。後半41分にはMF横山知伸がミドルシュートを打つが、ボールは右に逸れて行った。

 押し込まれる展開が続いた名古屋も、後半43分に玉田が前線でボールをキープし、田中輝にパス。PA内でボールを受けた田中輝だったが、トラップが流れてシュートはDFにブロックされた。後半ロスタイムにはC大阪がチャンスをつくる。左サイドから杉本が折り返したボールに山口が合わせたが、シュートはDFにブロックされた。その直後には名古屋も攻撃参加に出た闘莉王にロングボールが入るが、わずかに届かなかった。

 両チームとも、最後まで果敢にゴールを目指したが、試合は1-1のまま終了。B組は3試合すべてが引き分けとなっている。

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