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[MOM753]流通経済大柏DF小川諒也(新2年)_国体活躍の左SBが決勝点の起点に

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.21 イギョラ杯決勝 流通経済大柏2-1実践学園 味フィ西]

 新2年生のみで準決勝、決勝を連勝した流通経済大柏(千葉)は左SB小川諒也が、存在感を放った。非常に正確な左足とスピードを武器とするSBは相手アタッカーのPAへの侵入を冷静に阻むと後半24分、左サイドでのインターセプトから逆サイドを走るMF辻真人へ展開。これで抜け出した辻が自らのシュートのこぼれ球を中央へつなぎ、FW武川昇平が決勝ゴールを流し込んだ。

 小川は昨年の岐阜国体少年男子に千葉県選抜として出場。準々決勝で優勝した兵庫県選抜にPK戦の末に敗れたものの、キープ力と対応力の高さ、局面を一発で変える左足で一際輝きを放っていた。チームではレベルの高い新3年生の中でまだレギュラーを獲得するまでに至っていないが、それでも近い位置で奮闘中。「キックがウリなので、自分のキックからアシストしたり、チャンスをつくったりしたい。スタメンに絡めるようにしたい」と意気込んだ。

「本当に(全国)優勝狙えるチームだと思う」というほどレベルの高い今年の流経大柏。登録176cmの左利きDFはメンバー入りを果たして、再び優勝を喜ぶ。

(取材・文 吉田太郎)

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