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C大阪は18歳MF南野のプロ初ゴールなどで大分を下し、公式戦無敗を維持

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[3.23 ナビスコ杯第2節 大分1-2C大阪 大銀ド]

 ナビスコ杯は23日に第2節を行い、オオイタトリニータはセレッソ大阪が対戦した。前半1分にMF南野拓実がプロ入り初ゴールを記録。後半に一度は同点に追いつかれたものの、後半31分にはMF山口螢のゴールで再びリードした。その後のチャンスを生かせなかったC大阪だったが、2-1で勝利し、今季の公式戦無敗試合数を5(4勝1分)とした。一方の大分は公式戦5試合で3分2敗と、未勝利の状態が続いている。

 大分は19日に加入したばかりのMFロドリゴ・マンシャがスタメン出場。20日の新潟戦(1-1)から8選手を入れ替え、GK丹野研太、FW森島康仁が古巣との試合に先発、FW林丈統も今季初めてスタメンに名を連ねている。一方のC大阪は、20日の名古屋戦(1-1)では控えに回ったDF椋原健太が、DF新井場徹に代わってスタメン出場を果たしている。

 開始早々、いきなり試合が動く。キックオフから45秒、大分の攻撃を凌いだC大阪は、MF扇原貴宏が前線へロングパスを入れる。大分DFが処理に失敗すると、これを回収した南野が右足でシュート。ボールは左ポストを叩き、ゴールに転がり込んだ。

 公式戦4試合連続で先制を許してしまった大分も、古巣との対戦に燃えるFW森島康仁が、積極的にゴールを狙ったが、得点を挙げることはできない。個人の能力で打開をはかる大分に対し、C大阪は複数の選手が絡むパスワークからチャンスをうかがう。FWエジノ、柿谷らがゴールに迫ったが、こちらも追加点は挙げられなかった。

 C大阪に押し込まれることで、攻撃の距離が長くなった大分は、なかなかチャンスをつくることができない。それでも前半31分にはPA付近までボールを運び、ロドリゴ・マンシャがゴール前に飛び込んだが、ボールをコントロールしきれずにGKキム・ジンヒョンに抑えられた。このまま前半は1-0とC大阪がリードして折り返す。

 後半、最初にチャンスを迎えたのは1点を追う大分だった。10分にCKからDF安川有が折り返したボールを森島がヘディングで合わせたが、ボールはクロスバーを越えて行った。同11分には大分が木島悠に代えて、DF辻尾真二をピッチに送り出した。この交代が奏功する。同19分、右サイドの高い位置でボールをキープした辻尾がゴール前に折り返したボールを、DFがヘッドでクリアー。これを拾ったMF丸谷拓也が胸トラップからの右足ボレーをC大阪ゴールに叩き込み、試合は1-1の振り出しに戻った。その後も攻勢の大分は、30分にもMFチェ・ジョンハンがミドルシュートを放つが、GKキム・ジンヒョンの正面に飛んだ。

 劣勢だったC大阪だが、後半31分に1チャンスを生かす。エジノが南野とのワンツーで左サイドを突破し、ゴール前に低いボールを折り返すと、ファーサイドに走り込んだ山口がゴールを決めて、再び2-1とリードした。この直後にも出場したばかりのFW杉本健勇が、山口のチャンスメークからGKと1対1の場面を迎えたがシュートを決められなかった。

 3人の交代枠を使った大分に、試合終盤アクシデントが起きる。チェ・ジョンハンが椋原との接触で負傷し、プレー続行が不可能となった。数的優位の状況を得たC大阪は、後半42分に杉本が前線でDFとの1対1に競り勝ち、パスを出す。柿谷がGKと1対1のチャンスを得たが、シュートは左に外れて行った。C大阪は追加点を挙げることはできなかったが、2-1のまま試合は終了し、勝ち点を4に伸ばしている。

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