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山崎ハット!静岡ダービーは磐田が5発快勝!!

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[3.23 ナビスコ杯第2節 磐田5-1清水 ヤマハ]

 ナビスコ杯は23日、予選リーグ第2節を行い、Aグループではジュビロ磐田清水エスパルスが激突。静岡ダービーはFW金園英学とMF松浦拓弥のゴールによって前半を2-0で折り返した磐田が、後半にも交代出場のFW山崎亮平の3ゴールで加点して5-1で勝った。

 アウェーでの第1節・大宮戦を2-0で制した磐田とホーム・甲府戦を1-1で引き分けた清水。ライバル対決で勝ち点3をつかんだのは磐田だった。

 まずは前半6分、磐田はDF藤田義明が自陣左サイドから縦へロングフィード。背後から飛んできたボールをスーパートラップでおさめた10番MF山田大記が、マークを外しながら左足で中央へ送ると、金園が左足で先制点を押し込んだ。

 金園の2試合連続ゴールでリードを奪った磐田は14分にも相手の対応の拙さを突いた山田の右足シュートがゴールを襲うなど、主導権を握って攻め続ける。そして21分、磐田GK川口能活のキックを清水DFがクリアしきれず右後方へ流してしまう。これを左中間で拾った松浦が中央の金園とのワンツーから左足で2点目のゴールを流し込んだ。

 清水は磐田の守備ブロックを崩すことができず、流れを変えることができない。30分には左CKのクリアボールから右クロス。これをCB平岡康裕が頭で合わせたが、ボールはクロスバーを直撃した。背後を的確に攻めてくる磐田を押し返すことができずに前半はシュート1本に終わった。

 0-2のハーフタイムにアフシン・ゴトビ監督から「男のプライド、エスパルスのプライドを賭けて闘え!」と強烈なメッセージを送られた清水は後半13分にFW瀬沼優司、同21分にはFW高木俊幸を投入。反撃の色を強めるが、逆に磐田が突き放す。後半24分、磐田は自陣からボールをつなぎ、右サイドへ展開。MF小林裕紀とのワンツーで抜け出したMF山本脩斗のクロスを、ニアサイドへ走りこんだ山崎が右足のハーフボレーでゴールへ突き刺して3-0とした。 

 勢いの衰えない磐田はさらに28分、山崎のチェイシングから敵陣でインターセプト。GKと1対1となった松浦の右足シュートは左ポストを叩いたが、30分に4点目を奪う。中央の松浦が左サイドの山崎へ展開すると、山崎はDF2人に前を塞がれながらも、カットインからDFの股間を射抜く右足シュートを決めて4点目を奪った。

 清水は41分に石毛が左中間から右足FKをねじ込んで意地の1点を返したが、反撃もここまで。逆に45分、素晴らしいプレッシャーで相手CBからボールをインターセプトした山崎が、GKとの1対1から右足シュートを決めてハットトリックを達成した。ナビスコ杯は2連勝としたが、リーグ戦は未だ未勝利。それだけに山崎は「次につながるように、また勝っていきたいです」と引き締めていた。
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