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清水崩壊…広島に4発完敗で公式戦勝ちなしも12まで伸びる

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[3.30 J1第4節 清水0-4広島 アイスタ]

 清水崩壊――。J1第4節が30日、各地で行われ、清水エスパルスはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、0-4で敗れた。これで今季は公式戦6戦勝ちなし(3分3敗)。昨年から続く勝ちなし記録も12まで伸びた。

 今季ここまで公式戦5試合中2試合で5失点を喫している清水。この試合ではDF岡根直哉を今季初先発させるなど、てこ入れを図った。
 対する広島はナビスコ杯予選免除のため、休養十分でこの試合に臨む。怪我で出遅れていたMFミキッチも今季初めてスターティングメンバーに名を連ねた。

 先制は広島。前半14分、左サイドでボールを受けたMF高萩洋次郎がくさびのボールを入れる。FW石原直樹が跨ぎFW佐藤寿人に渡ると、佐藤はワンタッチでDFの裏に浮き球で出す。流れでDFの裏のスペースに走り込んだ石原がボールを受けると、GKとの1対1を冷静に制し、ニアに流し込んだ。さらに同18分、右サイドから高萩が素早いクロスを上げると、ニアに飛び込んだ佐藤が合わせる。ゴールネットを揺らしたが、これは惜しくもオフサイドとなった。

 いいところがなかったのは清水。立ち上がりは3分にMF八反田康平が積極的にミドルを放つ。同35分にはFKからゴール前混戦の中で岡根が押し込むが、GK西川周作にセーブされ、DFにクリアされた。前半はシュートがこの2本に終わるなど、精彩を欠いた。

 後半から清水はMF石毛秀樹に代えてFW高木俊幸を投入。しかし14分、清水に更なる追い討ち。石原を倒した岡根にこの日2枚目のイエローカードが提示され、残り時間を10人で戦うことになった。

 すると24分、広島に決定的な追加点が生まれる。PA内で石原がDFカルフィン・ヨン・ア・ピンに倒されPKを獲得。これを佐藤が落ち着いて決めて、リードを広げた。昨季得点王の佐藤の今季初ゴールはPK弾となった。

 もう止まらない広島。後半28分、今度は左CKをMF山岸智が蹴ると、DF塩谷司が頭で合わせる。佐藤が頭に当てるが、ファーサイドでDF水本裕貴が押し込んだ。同37分には右サイドを抜け出したミキッチがクロス。途中出場のMF野津田岳人のシュートはGK林彰洋に阻まれたが、遠いサイドから走り込んだ佐藤が押し込み、ダメを押した。

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