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バイエルンが9発大勝で10連勝、史上最速Vに王手

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 ブンデスリーガは30日、第27節1日目を行い、首位バイエルンはホームでハンブルガーSVに9-2で大勝した。今季最多の9得点で10連勝を飾り、18戦負けなし(15勝3分)となったバイエルンは、次節4月6日のフランクフルト戦に勝てば、3シーズンぶり23度目のリーグ優勝が決まる。

 今節、2位ドルトムントが引き分け以下に終わり、バイエルンが勝てば7試合を残しての優勝が決まっていたが、バイエルンの試合前にドルトムントがシュツットガルトに2-1で勝利。今節での優勝は持ち越しとなっていた。

 それでも、試合は一方的な展開となった。前半11分、MFジェルダン・シャキリの左足ミドルで先制したバイエルンは同19分にショートコーナーからシャキリの左クロスにMFバスティアン・シュバインシュタイガーが頭で合わせ、2-0。前半30分にもMFアリエン・ロッベンの左CKからFWクラウディオ・ピサロが追加点を決めた。同33分にロッベンのゴールで4-0と突き放すと、45分にはシャキリのシュートがポストに当たった跳ね返りをピサロが押し込み、前半だけで5ゴールを奪った。

 後半に入っても、バイエルンのゴールラッシュは止まらない。後半8分、ロッベンが右サイドをドリブルで突破し、折り返しをピサロがヒールで流し込んだ。ピサロはハットトリックを達成。さらに1分後、高い位置でボールを奪ったピサロからパスを受けたロッベンが鮮やかなループシュートを決め、7-0と大量リードを奪った。後半23分にはピサロが自身4得点目。同30分にCKから1点を返されたが、その1分後に左サイドからのスローインを受けたMFフランク・リベリがドリブルで中に切れ込み、9-1とするゴールを奪った。後半41分に再びCKから失点したが、9-2の圧勝で10連勝を飾った。

 この結果、バイエルンは2位ドルトムントとの勝ち点差20をキープ。次節4月6日のフランクフルト戦に勝てば、6試合を残して自力で優勝が決まる。引き分け以下の場合も、ドルトムントがアウクスブルクと引き分け以下に終われば、バイエルンの優勝が確定する。ブンデスリーガではこれまでバイエルンが1972-73シーズンと2002-03シーズンに4試合を残して優勝を決めたのが最速記録だったが、次節でバイエルンの優勝が決まれば、6試合を残しての優勝決定という史上最速記録が誕生する。


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