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宇佐美、出番なしに「納得いかない」 来季の去就にも言及

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 ブンデスリーガは30日、第27節1日目を行い、MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムは敵地でDF内田篤人の所属するシャルケと対戦し、0-3で敗れた。3試合連続のベンチスタートとなった宇佐美は2試合ぶりの出番なし。「交代枠を残したというより、交代のチョイスにも納得いかない」と不満を隠さなかった。

 チームは降格圏の17位に低迷している。今季、G大阪から1年間の期限付き移籍でホッフェンハイムに加入した宇佐美は今後の去就について「このままホッフェンハイムに残って2部に落ちてっていうのもあるし、もしかしたら1部の他のチームに行くかもしれないし、日本に帰るかもしれない」と言及。「いろいろな可能性がある中で、話はしているけど、具体的な話は言えない。どうなるか自分自身も分からない」と話している。

以下、ブンデスリーガ公式サイトより宇佐美の試合後のコメント

―クアツ監督は今日交代枠を一つ使わなかった。
「交代枠を残したというより、交代のチョイスにも納得いかない。それでそのあと2点取られているわけですから。そういうところにも今日の結果になった理由があるんじゃないかと思います。自分が出たい気持ちもある中で、ああいうチョイスだったのでビックリした」

―監督が交代に関して消極的で、強豪に対しては少し勝負を諦めているような印象さえあるが?
「強豪というか、シャルケのときもバイエルンのときもそうだけど、交代に関しては繊細なところになってくると思うし、難しさはあると思う。1点取られたところで、自分が出たときのプレーのイメージも明確になったし、出ればいける自信もあったので。その中でチョイスもされず……。諦めてるというよりは、それが今日はハマらなかったという感じなんじゃないですかね」

―16位アウクスブルクとの勝ち点差が縮まらず苦しい状況だが、ここから持ち直すためには何が必要になる?
「これまでにも取り組んできているので、今日負けたからといって慌てているようでは遅いと思う。続けているんだけど結果が付いてこないのは、下の順位のチームにはあること。その中でも続けていくしかない。その中で1勝が大きくなって、勢いに乗ってというのが、終盤の3試合であるかもしれないし、次の試合であるかもしれない。それは分からないけど、とにかくやり続けないと可能性も見えてこないと思う」

―1勝すれば流れは変わる?
「そうですね。G・フュルトにああいう形で勝って、マインツもいいチームだけど0-0で。攻撃はなかなか難しいけど、守備はしっかりしていた中で今日の3失点というのは多少響くところはあるのかなと思う。次も大事な試合だし、順位も近い相手なので、勝てればすごく大きな1勝になると思うし、そこから劇的に変わるかもしれないので」

―今は期限付き移籍でこのチームにいるわけだが、夏以降に関する話はしている?
「そのあたりもかなり自分にとって難しいところ。このままホッフェンハイムに残って2部に落ちてっていうのもあるし、もしかしたら1部の他のチームに行くかもしれないし、日本に帰るかもしれない。いろいろな可能性がある中で、話はしているけど、具体的な話は言えない。どうなるか自分自身も分からない」

―行き先がどこになるか分からない中で、ドイツ語習得に対するモチベーションはどのようにキープしている?
「ドイツにいるので。次のシーズンでどこにいくか分からないからといってやめるつもりはない。ドイツ語を勉強することで、次に行ったチームでドイツ語が生きてくる可能性もあるので。しゃべれるようになりたいという気持ちは強くあるし、しゃべれるようにもなってきているので。1回まったくしゃべれないって、メディアに出てましたけど、あれはまったく事実じゃないので」


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