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乾が今季6点目のミドル弾、フランクフルトは7戦ぶり白星

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 ブンデスリーガは31日、第27節2日目を行い、日本代表MF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でG・フュルトと対戦し、3-2で逆転勝ちした。4試合連続の先発出場となった乾は0-1の前半13分に今季6得点目となる同点ゴール。2試合連続のフル出場を果たし、2月2日のハンブルガーSV戦(2-0)以来、7試合ぶりの勝利に貢献した。

 試合開始早々の前半2分に先制を許したフランクフルトだが、乾のひと振りですぐさま振り出しに戻した。前半13分、左45度の位置でボールを受けると、中に持ち込み、右足を一閃。エリア外からのミドルシュートをゴール左隅にねじ込んだ。乾にとって昨年12月15日のボルフスブルク戦(2-0)以来、10試合ぶり今季6得点目。その後も積極的なプレーでチャンスに絡んだが、2点目にはつながらず、1-1のまま後半に折り返した。

 アウェーとはいえ、最下位のG・フュルト相手に勝ち点を取りこぼすわけにはいかないフランクフルト。後半14分、左サイドからのクロスが逆サイドまで流れてきたボールをMFシュテファン・アイクナーが右足で蹴り込み、逆転に成功した。同24分にはカウンターから乾がドリブルで仕掛けると、こぼれ球をMFアレクサンダー・マイヤーがPA手前から豪快な右足ミドルで叩き込み、3-1と突き放した。

 1部残留のためには負けられないG・フュルトも最後まであきらめることなく、反撃を仕掛ける。後半27分にはFWサラレルのゴールで2-3と1点差に追い上げ、さらに攻勢を強めた。前がかりになるG・フュルトに対し、フランクフルトはカウンターからダメ押しゴールを狙う。乾も後半36分に右足ミドルを放つなど積極的なプレーを見せた。4点目を奪うことはできなかったが、3-2のまま逃げ切り、7試合ぶりの白星。最近6試合でわずか1得点だった攻撃陣が久々に爆発したが、得失点差でシャルケに並ばれると、総得点の差で5位に後退した。


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