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東が最後のPK決められず…F東京対名古屋はスコアレスドロー

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[4.3 ナビスコ杯第3節 F東京0-0名古屋 味スタ]

 1勝1分で迎えたチーム同士の対戦、FC東京名古屋グランパスの試合は、お互い決定機を決めきれず、0-0の引き分けに終わった。

 序盤からFC東京が主導権を握った。特に2011年3月5日の鳥栖戦以来、760日ぶりのスタメン出場を果たしたFW平山相太が積極的にゴールを狙う姿勢を見せた。ゴールをとらえることは出来なかったが、前半5分に左足ダイレクトでファーストシュートを放つと、12分にも右足ミドルを狙う。同16分にも抜群のターンを見せPA内に侵入。DF田中マルクス闘莉王のチェックに遭い、シュートはジャストミートしなかったが、可能性を感じさせるプレーを続けた。

 一方の名古屋は前半はなかなかいい形を作れなかった。シュートも1本に終わり、後半からMFヤキモフスキーに代えてMF田口泰士を投入し、局面の打開を図った。するとこの試合最初の決定機が後半10分にやってくる。DF阿部翔平のクロスは右に流れるが拾ったDF田中隼磨がリターンクロス。中でFW田中輝希が狙い澄ましたヘッドで合わせるが、わずかに左に外してしまった。直後にも田口がミドルを放ったが、ゴールネットを揺らすことはなかった。

 後半、FC東京もカウンターからゴールを目指した。だが17分の左足シュートはGK楢崎正剛の横っ飛びセーブで防がれる。後半36分には平山を下げて、切り札のFW李忠成を投入。すると直後のチャンスでDF太田宏介がミドルを放ったが、クロスバーに嫌われた。さらに同41分にはMF米本拓司のスルーパスから李がゴールネットを揺らしたが、オフサイドで取り消された。

 だがロスタイムも4分が過ぎ、いつ笛が鳴ってもおかしくない時間に見せ場がやってくる。PA内で名古屋DF田中隼がハンドの反則を取られ、F東京にPKが与えられる。だがこれをMF東慶悟が浮かせたシュートで狙うがバーを叩いてしまう。跳ね返りも押し込めず、枠上を大きく外れ、ゴールラインを割ったところで、終了のホイッスルが鳴った。


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