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横浜FMは今季公式戦初黒星、好調・大宮が連勝止める

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[4.3 ナビスコ杯第3節 横浜FM0-1大宮 ニッパ球]

 ついに土が付いた。開幕から公式戦6連勝中だった横浜F・マリノスはホームで大宮アルディージャに0-1で敗れ、今季初黒星。1点ビハインドで折り返した後半からMF中村俊輔も投入し、反撃を強めたが、1点が遠く、今季公式戦初となる無得点に終わった。

 大宮は前半3分、ロングフィードに抜け出したFW富山貴光が決定機を迎えたが、シュートはGKの好セーブに遭い、決め切れない。開始早々に決定的なピンチを招いた横浜FMも徐々に落ち着きを取り戻し、果敢に大宮ゴールに迫ったが、ミスから先制点を許してしまった。

 前半28分、大宮の右サイドからのアーリークロスを横浜FMのDFファビオが処理を誤り、クリアミス。こぼれ球を拾ったMF青木拓矢が素早く左サイドのスペースに展開し、MFチョ・ヨンチョルがワントラップから冷静に右足で流し込んだ。

 1点ビハインドとなった横浜FMは前半29分、FWマルキーニョスの右クロスに逆サイドから走り込んだMF中町公祐がシュートを狙うなどチャンスはつくったが、最後のところで決め切れなかった。後半開始からはベンチに温存していた中村を投入。正確なキックで攻撃を組み立て、再三、セットプレーの好機を迎えた。

 後半28分には左後方からの中村のFKがクリアされたセカンドボールをFW藤田祥史が右足ボレーで狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。同31分には藤田に代えて特別指定選手のMF長澤和輝を投入。専修大に通う注目の長澤も公式戦デビューを果たしたが、最後まで大宮の粘り強いディフェンスをこじ開けることができなかった。

 3月30日のJ1鹿島戦に3-1で快勝するなど今季リーグ戦で開幕から4戦無敗(2勝2分)の大宮。ナビスコ杯は初戦こそ磐田に敗れたが、今季公式戦4勝2分1敗と好調をキープしている。決勝点のチョは「すごくいい雰囲気でサッカーができている。去年からやり続けてきたことをグラウンドで出せているので、この雰囲気のまま続けたい」と手応えを口にしていた。


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