無敗C大阪を完封の鹿島、トニーニョ・セレーゾ監督のJ1通算100勝目を挙げる
[4.6 J1第5節 鹿島1-0C大阪 カシマ]
J1は6日、各地で第5節を行い、鹿島アントラーズはホームのカシマサッカースタジアムでセレッソ大阪と対戦した。後半13分にMF遠藤康のゴールで先制した鹿島は、C大阪に反撃を許さずに1-0で勝利。今季無敗だったC大阪に初黒星を付け、8年ぶりに復帰したトニーニョ・セレーゾ監督のJ1通算100勝目を飾っている。
鹿島は3日のナビスコ杯の鳥栖戦(1-0)で決勝点を挙げたMF本山雅志を昨年10月27日の清水戦(1-2)以来となるスタメン出場で起用。一方のC大阪も、3日のナビスコ杯新潟戦(1-2)で退場処分となったDF山下達也に代わり、ケガ明けのDF藤本康太がスタメン入りした。
[スタメン&布陣はコチラ]
立ち上がりから攻勢のC大阪は、前半2分にMFブランコのパスを受けたMF山口螢がシュートを放つが、GK曽ヶ端準に弾かれる。ボールを保持しながらも、なかなかシュートに持ち込めないC大阪に対し、鹿島は前半18分にMF柴崎岳がドリブルからフィニッシュに持って行く。同21分にはDF前野貴徳のサイドチェンジをDF西大伍が受けて、MF遠藤康に落とす。中にボールを持ち込んだ遠藤がシュートを放ったが、クロスバーを越えて行った。
前半24分にも鹿島は右サイドの遠藤が縦パスを入れるとFWダヴィがDF藤本康太を抜き去りPA内に侵入。中央には本山と柴崎が走り込んでいたが、ダヴィはシュートを選択し、右サイドネットに外してしまった。同32分にも鹿島はC大阪のCKから速攻に出る。遠藤からパスを受けた本山が、タメをつくって絶妙なスルーパスを遠藤に返す。PA内でボールを持った遠藤だが、ボールを上手くコントロールできずにチャンスを生かせなかった。
なかなかリズムをつくれないC大阪も、前半36分に見事な速攻を見せる。GKキム・ジンヒョンのロングフィードを受けた柿谷がトラップから前を向き、そのままシュート。GK曽ヶ端の好守に阻まれたが、積極的にゴールを目指してチームを引っ張った。
スコアレスで前半を折り返すと、後半の立ち上がりは鹿島がボールを支配する。6分には右サイドの折り返しから、柴崎がオーバーヘッドでゴールを狙ったが、ボールはGKキム・ジンヒョンの正面を突いた。後半13分にはダヴィが山口のバックパスにプレスを掛ける。GKキム・ジンヒョンがコントロールにもたついたところ、ボールを奪ったダヴィが中央に折り返すと、これを遠藤が豪快に叩き込み、鹿島が先制点を挙げた。
先制直後にも、遠藤に決定的なシュートを打たれたC大阪は、シンプリシオとブランコを下げて、FW杉本健勇とMF南野拓実をピッチに送り出し、流れを変えようと試みる。対する鹿島も後半22分に本山と遠藤を下げ、FW大迫勇也とFWジュニーニョを起用。ダヴィと大迫の2トップにし、ジュニーニョを左SHに置いた。C大阪はジュニーニョのいる右サイドから攻撃に出る。柿谷、新井場の連動したパスワークからゴール前にクロスを入れるが、味方に合わなかった。
終盤は両チームの運動量が落ち、ゲームが停滞する。後半40分、鹿島は野沢をベンチに下げて、MF本田拓也を起用して試合を締めにかかった。後半43分には、その本田のパスからダヴィが抜け出してシュートまで持ち込んだが、これはGKキム・ジンヒョンに弾かれた。3分間のロスタイムも守り切った鹿島が1-0で勝利し、2勝2分1敗と勝ち越している。
(取材・文 河合拓)
J1は6日、各地で第5節を行い、鹿島アントラーズはホームのカシマサッカースタジアムでセレッソ大阪と対戦した。後半13分にMF遠藤康のゴールで先制した鹿島は、C大阪に反撃を許さずに1-0で勝利。今季無敗だったC大阪に初黒星を付け、8年ぶりに復帰したトニーニョ・セレーゾ監督のJ1通算100勝目を飾っている。
鹿島は3日のナビスコ杯の鳥栖戦(1-0)で決勝点を挙げたMF本山雅志を昨年10月27日の清水戦(1-2)以来となるスタメン出場で起用。一方のC大阪も、3日のナビスコ杯新潟戦(1-2)で退場処分となったDF山下達也に代わり、ケガ明けのDF藤本康太がスタメン入りした。
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立ち上がりから攻勢のC大阪は、前半2分にMFブランコのパスを受けたMF山口螢がシュートを放つが、GK曽ヶ端準に弾かれる。ボールを保持しながらも、なかなかシュートに持ち込めないC大阪に対し、鹿島は前半18分にMF柴崎岳がドリブルからフィニッシュに持って行く。同21分にはDF前野貴徳のサイドチェンジをDF西大伍が受けて、MF遠藤康に落とす。中にボールを持ち込んだ遠藤がシュートを放ったが、クロスバーを越えて行った。
前半24分にも鹿島は右サイドの遠藤が縦パスを入れるとFWダヴィがDF藤本康太を抜き去りPA内に侵入。中央には本山と柴崎が走り込んでいたが、ダヴィはシュートを選択し、右サイドネットに外してしまった。同32分にも鹿島はC大阪のCKから速攻に出る。遠藤からパスを受けた本山が、タメをつくって絶妙なスルーパスを遠藤に返す。PA内でボールを持った遠藤だが、ボールを上手くコントロールできずにチャンスを生かせなかった。
なかなかリズムをつくれないC大阪も、前半36分に見事な速攻を見せる。GKキム・ジンヒョンのロングフィードを受けた柿谷がトラップから前を向き、そのままシュート。GK曽ヶ端の好守に阻まれたが、積極的にゴールを目指してチームを引っ張った。
スコアレスで前半を折り返すと、後半の立ち上がりは鹿島がボールを支配する。6分には右サイドの折り返しから、柴崎がオーバーヘッドでゴールを狙ったが、ボールはGKキム・ジンヒョンの正面を突いた。後半13分にはダヴィが山口のバックパスにプレスを掛ける。GKキム・ジンヒョンがコントロールにもたついたところ、ボールを奪ったダヴィが中央に折り返すと、これを遠藤が豪快に叩き込み、鹿島が先制点を挙げた。
先制直後にも、遠藤に決定的なシュートを打たれたC大阪は、シンプリシオとブランコを下げて、FW杉本健勇とMF南野拓実をピッチに送り出し、流れを変えようと試みる。対する鹿島も後半22分に本山と遠藤を下げ、FW大迫勇也とFWジュニーニョを起用。ダヴィと大迫の2トップにし、ジュニーニョを左SHに置いた。C大阪はジュニーニョのいる右サイドから攻撃に出る。柿谷、新井場の連動したパスワークからゴール前にクロスを入れるが、味方に合わなかった。
終盤は両チームの運動量が落ち、ゲームが停滞する。後半40分、鹿島は野沢をベンチに下げて、MF本田拓也を起用して試合を締めにかかった。後半43分には、その本田のパスからダヴィが抜け出してシュートまで持ち込んだが、これはGKキム・ジンヒョンに弾かれた。3分間のロスタイムも守り切った鹿島が1-0で勝利し、2勝2分1敗と勝ち越している。
(取材・文 河合拓)