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柳沢弾で仙台がACL初勝利!!予選突破へ望みつなぐ

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[4.10 ACL第4節 仙台1-0FCソウル ユアスタ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は10日、グループリーグの第4節を行った。E組のベガルタ仙台はホームでFCソウルと対戦し、1-0で勝利した。ACL初参戦の仙台にとって記念すべきACL初勝利となった。

 2日のFCソウルとのアウェー戦を1-2で落とし、今大会初黒星を喫した仙台。ホーム戦は何としてもリベンジしたい仙台は、序盤から積極的にFCソウルゴールに迫った。

 まずは前半9分、FW柳沢敦のスルーパスでFWウイルソンが抜け出してシュートを放つ。これはクロスバーを直撃し、こぼれ球に詰めたMF梁勇基のシュートもDFにカットされる。さらに直後の10分にもMF角田誠が右サイドのスペースにロングパスを出すと、追いついたDF菅井直樹がダイレクトで折り返す。MF太田吉彰が合わせるも、DFアジウソンに当たってコースの変わったシュートはわずかに左に外れていった。

 だが攻勢を仕掛け続けた仙台についに先制点が生まれる。前半16分、左サイドからのCKを梁が蹴り入れると、ニアに飛び込んだ柳沢が頭で合わせてゴール右隅に流し込み、試合の主導権を握ることに成功した。柳沢は今季公式戦初スタメン。35歳のベテランがさすがの決定力を見せつけた。

 守備陣も前回の対戦で前半のうちに2失点を喫した反省を生かし、しっかりゴールにカギをかける。前半33分にFWモリーナに決定的な場面を作られるが、GK林卓人とDF石川直樹が体を張って守り抜き、ゴールを割らせない。さらに前半終了間際の45分にもスルーパスで抜け出したFWモリーナにシュートを放たれるが、枠を大きく外れていった。

 後半開始と同時に、FCソウルは前回の対戦で得点を決めているFWエスクデロを投入し、同点ゴールを奪いに行く。攻勢を強めるが、14分の昨季Kリーグ得点王FWデヤン・ダムヤノビッチのシュートはクロスバーをかすめ枠上に外れていった。

 仙台は交代策をうまく使いながら試合を進めていく。後半26分には得点を決めた柳沢に代えてFW中原貴之。後半37分にはDF菅井直樹に代えてDF蜂須賀孝治を投入。同47分には太田に代えてMF佐々木勇人を投入するなど、同ポジションの選手を投入することで疲れている選手をベンチに退けた。

 1-0で逃げ切った仙台。無敗でグループ首位に立つ昨季韓国王者に初めて土を付け、記念すべきACL初勝利を手にした。負ければグループリーグ敗退の危機に立たされる状況だったが、1勝2分1敗で勝ち点を5に伸ばしたことで首位FCソウルとの差を2に詰め、グループリーグ突破へ望みをつないだ。


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