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終了間際の劇弾!!横浜FMがJ1記録となる開幕6連勝

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[4.13 J1第6節 横浜FM2-1川崎F 日産ス]

 J1第6節は13日、各地で7試合を行い、開幕5連勝中の首位・横浜F・マリノスはホームで川崎フロンターレに2-1で競り勝ち、J1新記録となる開幕6連勝を飾った。前半45分にMF富澤清太郎の2戦連発弾で先制。後半21分、DF田中裕介に同点ゴールを決められたが、試合終了間際の後半44分に途中出場のFW端戸仁が決勝点を決めた。開幕6連勝は、J1が1シーズン制になった95年以降、初めてで、最多記録となった。

 横浜FMは前節・広島戦(3-1)と同じ先発メンバー。4-2-3-1の2列目に右からMF兵藤慎剛、MF中村俊輔、MF齋藤学と並び、FWマルキーニョスが1トップを務めた。
 開幕から3分2敗と勝利のない川崎FはFW大久保嘉人が腰痛のため欠場。代わってFW小林悠が3試合ぶりに先発した。DF田中裕介も先発復帰。前節・湘南戦(1-1)は右SBを務めたDF實藤友紀がCBに回った。
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 開幕5連勝中の横浜FMと開幕5戦未勝利の川崎F。対照的な両チームによる神奈川ダービーは静かな立ち上がりとなった。川崎Fは前半8分、MF中村憲剛が直接FKを狙うが、壁を直撃。横浜FMも同10分、右CKのチャンスに俊輔が左足で直接ゴールを狙ったが、大きくカーブしたボールはクロスバーの上を越えた。

 徐々に横浜FMがボール支配率を高め、川崎Fを押し込んでいくが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。前半28分、細かくボールをつないで最後はマルキーニョスが後方に戻し、MF中町公祐がエリア外から右足で狙ったが、シュートはゴール上に外れた。川崎Fはカウンターからチャンスをうかがうが、横浜FM守備陣も慌てることなく落ち着いて対応。するとスコアレスのまま前半終了かと思われた終了間際に試合は動いた。

 横浜FMは前半44分、スルーパスに抜け出したマルキーニョスが右足でシュートを狙うと、GK杉山力裕に弾かれたが、このプレーで右CKを獲得。俊輔のキックに富澤がニアサイドにフリーで走り込み、打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。富澤の2試合連続ゴールで横浜FMが先制し、後半に折り返した。

 前半のシュート数がわずか1本に終わった川崎Fは後半8分、FWレナトの左CKに實藤が左足ボレーで合わせるが、ゴール上へ。流れの中で横浜FMの堅守をこじ開けられず、なかなか反撃の糸口をつかめない。試合の主導権を握る横浜FMはたびたびFK、CKのチャンスを獲得。しかし、後半10分のマルキーニョスの強烈な直接FKはクロスバーを直撃し、同14分、俊輔のFKに合わせたDF中澤佑二のヘディングシュートはGKの好守に阻まれた。

 横浜FMは後半19分にも俊輔からの絶妙なスルーパスにマルキーニョスが反応。しかし、決定機に右足のループシュートは枠を捉え切れない。再三のチャンスにも追加点を奪えずにいると、川崎Fは後半21分、ワンチャンスを生かして同点に追いついた。レナトの左CKから田中がヘディングシュート。ゴールライン上にいた俊輔は手でクリアに行ったが、ボールはそのままゴールネットを揺らす。田中の得点となり、俊輔にはイエローカードが示された。

 1-1と振り出しに戻った試合はその後も両チームが勝ち点3を目指して勝ち越しゴールを狙う。横浜FMは後半27分に俊輔、川崎Fは同30分にレナトが、それぞれ直接FKを狙ったが、いずれもGKの好守に阻まれた。横浜FMは後半35分、齋藤に代えて端戸を投入。同43分には俊輔の横パスから中町が決定的なシュートを放ったが、またもGKの好セーブに阻まれた。

 このままドローで連勝ストップかと思われた後半44分、横浜FMが執念で勝ち越しに成功する。俊輔の右CKからこぼれ球を端戸が右足で蹴り込む決勝点。劇的ゴールで2-1と勝ち越し、開幕6連勝を飾った。一方の川崎Fはこれで開幕6戦未勝利(3分3敗)となった。

(取材・文 西山紘平)

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