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仙台が先発復帰の角田弾などで勝利! F東京はリーグ戦4連敗

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[4.13 J1第6節 仙台2-1F東京 ユアスタ]

 J1は13日に第6節1日目を行い、ベガルタ仙台はホームでFC東京と対戦した。リーグ戦3連敗中のF東京に、前半は仙台も苦しめられた。しかし、後半2分にMF角田誠のミドルシュートで先制した仙台は、同16分にもFWウイルソンが追加点を記録。後半34分にはFW李忠成に1点を返されたが、同点ゴールを許さずに2-1で競り勝った。3月30日からの15日間で5試合を戦うハードスケジュールだったが、リーグ戦初スタメンの角田は「5連戦の最後でかなりきつかった。ここで(試合が)できたのは嬉しかった。たくさんのお客さんが来てくれたので勝てたと思います。本当に応援ありがとうございました」と、サポーターに感謝の言葉を送っている。

 立ち上がり、F東京がボールを握る中で、仙台も速攻からチャンスをつくる。前半15分にはFW柳沢敦のポストプレーから、DF菅井直樹がミドルシュートを放ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。対するF東京も同25分に中盤でボールを奪ったMF米本拓司がミドルシュートで仙台ゴールに迫ったが、惜しくも左に外れている。

 その後も出足の良い守備でボールを回収するF東京が、押し気味に試合を進める。同35分にもボールを運んだMFルーカスが、FW渡邉千真にボールを当てる。渡邉はボールを奪われたが、ルーカスがスライディングで奪い返すと、こぼれ球を米本がミドルシュートで狙ったが、シュートはクロスバーを大きく越えて行った。前半はF東京が押し気味に試合を進めたが、無得点で折り返す。

 後半開始早々の2分、仙台が試合を動かした。今季リーグ戦初スタメンの角田が、MF太田吉彰、MF富田晋伍とつながったボールを受けると、対面するDF高橋秀人をかわして、右足を振り抜く。「前半苦しい展開やったんで、一つシュートを打とうと思った。それが思い切って打てて良かったです」と振り返るミドルシュートがゴール左に決まり、仙台が先制した。これで勢いづいた仙台は、後半16分にもFWウィルソンが速攻からDF加賀健一と対峙しながらシュートコースをつくり、左足でシュート。これが右のサイドネットに決まり、一気に点差を広げた。

 李、FW平山相太を後半途中から起用していたF東京。この策が実ったのは後半35分だった。MF東慶悟がニアサイドに入れたボールを、平山がヘッドで競ると、ファーサイド前に詰めた李が決めて1点を返した。

 押し込まれる仙台の手倉森誠監督は、後半31分に投入していたMFヘベルチを同42分にベンチに下げて、MF松下年宏を中盤の底に配置している。勝利への執念を見せた仙台は、このまま2-1で勝利し、勝ち点3を上積みし5連戦を終えている。一方、タイトルを目指して、シーズンに臨んだF東京だったが、リーグ戦4連敗となってしまった。

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