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高卒ルーキー金森が2点を演出、福岡が北九州との福岡ダービー制す

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[4.14 J2第8節 福岡2-1北九州 レベスタ]

 アビスパ福岡はホームでギラヴァンツ北九州に2-1で競り勝ち、福岡ダービーを制した。6試合ぶりの白星となった福岡のマリヤン・プシュニク監督だが、失点を許した後半の試合内容が不満だったのか、笑顔一つ見せずにピッチをあとにした。

 ホームの福岡は立ち上がりから攻勢に出る。前半13分、MF金久保順のスルーパスに抜け出したFW金森健志がGK武田博行に倒され、PKを獲得。これをFW坂田大輔が落ち着いて決め、幸先よく先制した。さらに同22分、金森のクロスにニアに飛び込んだFW石津大介が右足で後ろにそらすと、フリーとなった金久保がダイレクトで押し込み、追加点を挙げた。

 立ち上がりの2失点で北九州にもスイッチが入る。前半37分、PA内でMF渡大生からパスを受けたFW柿本健太がゴールを狙うが、GK水谷雄一がセーブ。前半は0-2で折り返したが、後半4分、渡のクロスからDF冨士祐樹が打点の高いヘディングシュートを決め、1点差に詰め寄った。

 なおも攻め込む北九州は後半31分、途中出場のMF森村昂太が左足で直接FKを狙うが、惜しくもサイドネット。後半ロスタイムにはFWキム・ドンフィが強烈なミドルシュートを放つが、惜しくもポストを直撃した。猛攻実らず、1-2で敗れた北九州は2試合ぶりの黒星となった。

 一方、2得点に絡み、福岡に6試合ぶりの勝利をもたらした金森は「本当にうれしいの一言。得点につながるプレーができてよかった」と笑顔。今季、筑陽学園高から加入した高卒ルーキーは「初めてのダービーだったけど、サポーターのみなさんもすごい迫力があって、自分もプレーがしやすかったし、本当に力になった」とサポーターへの感謝も忘れなかった。

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