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[C☆voice83]専修大FW仲川輝人「守備をやりつつ、攻撃の時出て行く体力、走力が自分にとって大事」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第83回は専修大のFW仲川輝人選手(3年=川崎F U-18)です。

 年々凄みを増している関東王者・専大のナンバー10。一瞬で相手を置き去りにするスピードと決定力を併せ持つ全日本大学選抜FWが現在見据えているものとは?(取材日:4月6日)

―桐蔭横浜大戦(4月6日、6-2で勝利)を振り返って
「前半一発で桐蔭にやられて、自分たちとしては絶対に先制点は取られないという話だったんですけど、開始早々取られちゃって気持ち的に焦ってしまった部分もあるんですけど、その後に自分たちでリズムをつくって修正しながらいい形もつくっていた。その中で自分が1点目を取れたのでそこからイーブンに持ち込むことができた。1点取るか取らないかで(流れは)変わる。自分の1点が大きかったのかなと思う」

―2点とも素晴らしいゴールだった
「1点目は自分の角度で決める自信があった。2点目は(北爪)健吾がおとりになってくれて、シュートコースが開いたので、あとはコースへ流しこむだけだった。ああいう形は自主練でやっている。きょうの試合で出たのかなと思います」

―得点王へ向けて好スタート
「あと2点は取れたんじゃないかという感じがしているんですけど、2点というのは大きいと思います」

―またレベルアップしている印象
「選抜へ行って大きな経験をした。ドイツでも大きくてフィジカルの強い相手とできた。(専大では)みんなで練習する時間は少なかったんですけど、去年の課題を修正して、開幕戦の前の練習試合でもいい形でシュートまで持ち込めるようになった」

―年齢的にワンランク大きく伸びるか伸びないかの境目の時期とも言われる
「今までの練習試合でコーチとかにキレがなかったりと言われていた。でも開幕戦へ向けて照準を合わせてできた。今週の練習では水曜日くらいに自分たちで自主的に心拍数上げたり、コンディション調整できていた。自分的にも身体が切れていたし、去年なかったコンディション調整とかそれが実を結んだ」

―スピードなどドイツでも手応えを得たか
「相手の前に入る動きだったり、ファーストタッチで前に運んで相手の懐に入って持ち運ぶということはできた」

―専修大は相手を攻め倒すようなサッカーができる
「自分たちは攻撃的なサッカーというのがコンセプトにある。その中でフィニッシュだったり、その前のスルーパスだったり、もっと高めていかないと、相手も引いてきて一発でやられちゃうというのがある。細かいところなんですけど、日々の練習で積み上げていきたい。(個人的にも)センタリングだったり、ニアへの速いクロスだったり、結構きょうもあった。点で合わせたりしていければいい」

―インカレでももっと変わらなければという姿勢が見えた
「1年の時から2年にかけて守備という意識が自分は少なかったんですけど、守備の意識付けというのは大学選抜でも学んだこと。それをやりつつ、攻撃の時出て行く体力だったり走力が自分にとって大事かなと思っている」

―今シーズン、自分自身にプレッシャーはかけている?
「出だしは順調。ちょっとはかけていますけど、チームの勝利のためということが大前提なので、その中で決めていければと思う」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「College star voice」

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