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フットサル日本代表、アルゼンチン戦のテーマは「新生」

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 日本サッカー協会は22日、5月15日、18日にフットサル・アルゼンチン代表と国際親善試合行うフットサル日本代表メンバー14名を発表した。松崎康弘常務理事は、「2013年、唯一となる国内でのフットサル日本代表戦になります。欧州の強豪国がリーグ戦を行っている中で、最も力のあるベストな相手を呼ぶことができたと思います」と、2012年W杯で8強入りした強豪との対戦を喜んだ。

 15日に発売された国内唯一のフットサル専門誌『フットサルナビ』のインタビュー内で「2016年のW杯はベスト8進出が目標」と語っていたミゲル監督は、今回のアルゼンチン戦のテーマを『新生』と表現した。

「今回の代表メンバーは、前回のW杯を戦った主力メンバーと、4年後のW杯を見据えた年齢的にも、経験的にも若い選手たち、2つのグループを融合させた感じです。若返りは必須の命題だと思っています。前回のW杯出場メンバーは、力はありますが、年齢は重ねているので、新生は絶対的な課題です」

 スペイン遠征に参加したメンバーの中でW杯に出場していないFP渡邉知晃、FP滝田学、FP仁部屋和弘、FP吉川智貴、FP室田祐希らが、この『若いグループ』に含まれる。ミゲル監督は、「先月の終わりからのスペイン遠征では、そのメンバーの高いタレントとポテンシャルを確認できました。実際に、スペインリーグで2位のカハ・セゴビアにも、3-2で勝利しています」と、若い世代の能力を評価した。

 その試合で、どういう選手の使い分けをするのかという質問に対し、「まだ先のことなので、戦い方のイメージはありません。調子、コンディションで、どういう起用をするのかも変わってくるうと思います。ベテランが中心になるのか、若手が中心になるのか、あるいはミックスするのか。そこはまだ予想はつきません」と、答えている。

 フットサル日本代表が国内で試合を行うのは、昨年10月末にFP三浦知良(横浜FC)が初ゴールを決めたウクライナ戦以来となる。新たな4年間の始まりを、ぜひ会場で。試合は15日が東京・代々木競技場第一体育館、18日が大分・別府ピーコンプラザで行われる。

(取材・文 河合拓)

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