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移籍1年目でプレミア制覇の香川「もっともっと努力していきたい」

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[4.22 プレミア・リーグ第34節 マンチェスター・ユナイテッド3-0アストン・ビラ]

 日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は22日、プレミア・リーグ第34節でホームにアストン・ビラを迎え撃った。勝てば2シーズンぶりの優勝が決まるマンチェスター・Uは、FWロビン・ファン・ペルシーのハットトリックの活躍によって3-0で快勝して優勝決定。フル出場した香川はドルトムント(ドイツ)でのリーグ2連覇に続き、3シーズン連続となるリーグ優勝を達成した。

 クラブによると移籍1年目で早くもプレミアリーグ制覇を果たした香川は、「とりあえず、素晴らしい雰囲気の中で試合をやれましたし、そういう意味では優勝を勝ち取れたことは素晴らしい。この喜びはいつ浴びても素晴らしいなと思います」と素直に優勝を喜んだ。

 ただし、左ひざのケガもあり、ここまでリーグ戦18試合出場5得点という成績については全く満足していない。アジア人で初となるハットトリックを達成するなどインパクトを残した一方で悩みを抱えていたことを明かした。「(優勝への貢献度は)正直ドルトムントほどはないですし、ケガもありましたし、そういう意味では、まだまだそこまで達成感というのはないのかなと思います。どっちかというと悔しいというかもっともっと結果を求めていたし、まあケガもしましたし、そう簡単にうまくいかないのかなと感じたり、いろんな葛藤だったり、悔しさだったり、悩みだったり、たくさんありましたけど、そういう意味では深い1年になりますし」。

 世界的なビッグクラブで多くのことを学んだ1年。ただ自分は「もっとできる」と確信している。「マンチェスター・ユナイテッドという歴史あるクラブに来て、本当に想像以上のプレッシャーだったり、ってのを感じましたし、やっぱりこういう中で生き抜くためには精神的にタフでないといけないし、やっぱり強い信念だったり、強い何かを持ち続けないとやっぱり成功しないと思っているんで、そういう意味ではまだ1年ですし、もっともっと自分の良さを出せると思っているので。徐々に良くなっているというのを確かに感じるので、やっぱりそういうのを継続して、もっともっとこのチームで自分のプレーを、プレーヤーという名前を残せるように、もっともっと努力していきたいと思います」と誓った。もっともっと努力を――。1年目に経験した優勝の喜び、悔しさ、すべてを次につなげる。


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