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土壇場で中原が豪快ボレー!!仙台がドローに持ち込む、予選突破の行方は最終節に持ち越し

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[4.24 ACL第5節 ブリーラム・U1-1仙台 ブリーラム]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は24日、グループリーグ第5節を行った。E組のベガルタ仙台は敵地で同率2位のブリーラム・U(タイ)と対戦し、1-1で引き分けた。予選突破の行方は最終節まで持ち越し。5月1日に行われる最終節ではホームで江蘇舜天(中国)と対戦する。

 前節、10日に行われたホームでのFCソウル戦に勝利し、ACL初勝利を飾った仙台。グループリーグ突破へ向け望みをつないだが、今節は同率で2位に並ぶブリーラムとの対戦。勝敗により突破、敗退が決まるという大一番となった。

 開幕戦で対戦した両チーム。2月26日に仙台で行われた対戦は、仙台がMF梁勇基のPKで先制したが、ブリーラムが追いつき、1-1のドローで終えた。仙台は気温30度超のタイ・ブリーラムに乗り込んでリベンジマッチを行った。

 前半はお互い慎重なゲーム運びを見せた。ブリーラムはパスでつなぐサッカーを展開するが、仙台も決定機は作らせない。しかし攻撃面でも攻め手を欠き、前半はスコアレスで折り返すことになった。

 だが後半に入り試合を動かしたのはブリーラムだった。後半8分、右サイドからのFKを獲得したブリーラムは、DFティーラトン・ブンマタンがゴール前にボールを入れる。なだれ込んだDFオスマル・バルバ・イバネスが頭で合わせる。当初は前にいたFW平野甲斐に当たってゴールネットが揺れたと判断されたが、平野は触れていないとの判断で、オスマルのゴールに訂正された。

 1点のビハインドを背負った仙台だが、思うような攻撃を仕掛けられない。逆に後半37分の相手FKが直接クロスバーを叩くなど、肝を冷やすシーンも作られた。しかし迎えた後半アディショナルタイム3分、右サイドからのクロスをDF渡辺広大がGKと競り合う。こぼれ球を途中出場のFW中原貴之が豪快ボレーを突き刺し、ドローに持ち込んだ。グループステージ突破の行方は最終節まで持ち越しとなった。


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