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柴崎のスーパーミドルで先制の鹿島、復帰の山村もゴールを決め新潟下す

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[4.27 J1第8節 新潟2-3鹿島 東北電ス]

 鹿島アントラーズが敵地でアルビレックス新潟を3-2で下した。

 いきなりのスーパーミドルが決まった。鹿島は前半6分、GKの流れから中盤でボールを受けたMF柴崎岳が、ゴールまで30mの位置から右足を一閃。GK黒河貴矢の手に当たるが、勢いに乗ったボールはクロスバーを叩き、そのままゴールラインを割った。

 ビハインドを背負った新潟だったが、ホームの声援にも押され、徐々にペースを取り戻しにかかる。前半10分にはMF田中亜土夢が強烈ミドルを放つ。同18分にはFW岡本英也が抜け出しシュートを放つが、GK曽ヶ端準の正面を突いてしまった。

 だが次の得点も鹿島に入る。後半11分、右サイドからのCKをMF野沢拓也が蹴ると、ニアでFW大迫勇也がそらす。これによってマークを外し、走り込んだFWダヴィが頭で押し込み、リードを広げた。

 新潟も後半22分にMF成岡翔のゴールで1点差に迫るが、鹿島は同33分、右サイドから野沢がFKを蹴り入れると、中央混戦となったボールをDF山村和也が押し込み、再びリードを2点に広げた。山村は今季リーグ戦初出場。出場停止のDF岩政大樹の代役としての役割を見事にこなした。

 後半ロスタイムには新潟が、セットプレーの流れからDF大井健太郎が押し込んだが、同点までは届かず。鹿島らしい勝負強さを見せた鹿島が3-2で逃げ切り、4月の公式戦の成績を6勝1分と負けなしで終えた。

 決勝点を決めた山村は、「いいところにこぼれてきた。決めることが出来てよかった」と笑顔を見せた。怪我で出遅れたこともあり、ようやくこの日が初先発となった。「久しぶりの試合だったので、体を動かして試合に慣れることを意識して臨んだ」と安どの表情を浮かべた。

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