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名古屋先制も突き離せず…広島が追いつきドロー決着

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[4.27 J1第8節 名古屋1-1広島 瑞穂陸]

 名古屋グランパスサンフレッチェ広島の一戦は1-1の引き分けに終わった。名古屋は公式戦の連敗を2で止めたが、4月は公式戦1勝4分2敗で終えた。広島のリーグ戦の連勝も2でストップした。

 前半は風上に立った名古屋がミドルシュートを中心に広島ゴールに迫った。だが25分のDF田中マルクス闘莉王のドライブ回転のかかったミドルシュートはGK西川周作の手を弾くが、クロスバーを直撃。同39分にもMF小川佳純がミドルを枠内に飛ばすが、西川の横っ飛びセーブに防がれ、ゴールラインを割ることは出来なかった。

 後半に入ると、いきなり3分に試合が動く。MFダニルソンが中央を強引に突破し、ゴール前まで持ち上がる。左サイドに流れてクロスを入れると、逆サイドの小川が左足で合わせて、名古屋に先制点が生まれた。追加点のチャンスも生まれる。同15分、FW玉田圭司が完全に抜け出し、西川と1対1の状況を作り出すが、ループ気味に狙ったシュートは西川が手に当て防ぎ、加点のチャンスを逃した。

 公式戦4試合ぶりの失点を喫した広島だが、すぐに反撃に出る。後半22分、ゴール前でMF高萩洋次郎、FW佐藤寿人とワンタッチでつなぐと、中央に走り込んだMF青山敏弘がフィニッシュをきっちり決め、試合を振り出しに戻した。さらに勢いに乗る広島は、同27分にも佐藤が左足を振り抜く。コースを狙ったシュートが、GK楢崎正剛の指先を抜けたが、右ポストを叩き、勝ち越しとはならなかった。

 試合はこのまま1-1で終了。終盤までお互い球際の激しさを見せたが、勝ち点1ずつを分け合った。

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