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後半39分から3発!!岡山が0-3から首位・神戸に追いつき無敗守る

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[4.28 J2第11節 神戸3-3岡山 ノエスタ]

 首位ヴィッセル神戸と3位ファジアーノ岡山の上位対決は3-3で引き分けた。神戸が3点をリードしながら、岡山は後半39分から立て続けに3ゴール。0-3から追いつく劇的ドローで開幕からの無敗(4勝7分)を守った。

 今季8勝1分1敗で首位を走る神戸が、開幕から10戦無敗(4勝6分)の3位岡山をホームに迎えた一戦は、壮絶な展開となった。神戸は前半7分、岡山GK中林洋次のロングキックをDF奥井諒がダイレクトで跳ね返すと、これがFW田代有三への絶妙なラストパスに。田代は落ち着いて左足でゴールに流し込み、神戸が立ち上がり早々に先制した。

 今季無敗の岡山もすぐに反撃に出る。しかし、前半8分、MF仙石廉のシュートはGK山本海人がビッグセーブ。同9分、右CKに合わせたDF後藤圭太のヘディングシュートもわずかにゴール左に外れた。

 すると神戸は前半34分、PA内で仕掛けたMF杉浦恭平が仙石に倒され、PKを獲得。これを自らゴール右隅に決め、2-0と突き放した。今季、川崎Fから期限付きで加入した杉浦にとっては待望の移籍後初ゴール。さらに同38分、MF相馬崇人の左クロスを田代が豪快な右足ダイレクトボレーで叩き込み、前半だけで3-0と大量リードを奪った。

 神戸の圧勝から思われた試合は、ここからまさかの展開が待っていた。岡山は後半36分、途中出場のFW押谷祐樹の右足ミドルがクロスバーを直撃。徐々に神戸を押し込んでいくと、後半37分にFW久木田紳吾、FW石原崇兆を同時投入し、攻勢を強めた。

 まずは後半39分、石原の右クロスをFW荒田智之が胸で落とし、久木田が右足ダイレクトでゴール左隅に叩き込む。その1分後にも相手のバックパスをカットした荒田の折り返しから久木田がゴール。2-3と一気に1点差に詰め寄ると、岡山の勢いは止まらなかった。迎えた後半ロスタイム、押谷がドリブル突破から右足でシュート。GKが前に弾いたボールを荒田が左足で押し込み、3-3の引き分けに持ち込んだ。

 3点リードを守り切れず、ホームでの連勝が5で止まった神戸だが、2位G大阪も引き分けたため、勝ち点5差の首位をキープ。岡山は栃木に抜かれて暫定4位に後退したが、首位・神戸を相手に3点差を追いつく劇的ドローで貴重な勝ち点1となった。

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