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堤のJ初ゴールで福岡が横浜FCから4戦ぶり白星をあげる

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[5.6 J2第13節 横浜FC0-1福岡 ニッパ球]

 J2は6日に第13節を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜FCアビスパ福岡が対戦した。前半37分にDF堤俊輔のJ初ゴールで福岡が先制する。後半に入ると風上の横浜FCが猛攻を見せたが、ゴール前で福岡の守備陣も体を張って凌ぎ切り、1-0で4試合ぶりの白星をあげている。決勝点を挙げた堤は「中原(秀人)が良いところにシュートしてくれて、自分が良いところにいたので、後は決めるだけでした。後半は風が強くて大変な試合でしたが、チーム一丸となって守り切ることができ1-0で勝ててうれしいです」と、笑顔を見せた。

 最終ラインにケガ人が続出している横浜FCは、DF渡辺匠がスタメンで今季初出場を果たす。また、三浦知良もトップ下で2試合連続のスタメン出場を果たしている。一方の福岡も元横浜FCのFW西田剛を先発で起用するなど、中2日での連戦に備えてメンバーを変更して臨んでいる。

 序盤にボールを保持したのは福岡だった。前半11分にはDF尾亦弘友希のクロスをPA内で受けた西田が、DFを背負いながら胸でボールをコントロールして左足からシュートを放つ。しかし、これは枠を捉えることができなかった。横浜FCも同21分にカズが右サイドに展開したボールをMF小野瀬康介が中央に入れたが、FW大久保哲哉に届く前にDFにカットされた。

 前半36分には左サイドからの折り返しを西田がスルー、FW金森健志がシュートしたが、ボールはDFに当たってクロスバーを叩いた。その後も攻め続ける福岡は、前半37分にMF中原秀人がゴール前に入れたシュート性のボールを、堤が左足で合わせて、先制ゴールを挙げた。

 後半開始と同時に福岡はFWオズマールに代えてFW坂田大輔を起用した。後半7分には横浜FCもカズを下げて、MF野崎陽介をピッチに送り出す。風上に立ち、ボールを回す時間の増えた横浜FCは、後半13分に左サイドからのグラウンダーのパスを受けた大久保が、反転してからシュートを放ったが、GK水谷雄一の正面に飛んだ。

 後半16分に横浜FCの山口素弘監督は、小野瀬に代えてFW永井雄一郎を起用した。同21分には右SB武岡優斗からのクロスをゴール前の大久保がヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーを越えて行った。同31分にも永井が左から上げたクロスを大久保がヘディングシュートしたが、これもクロスバーを越えて行った。

 残り10分を切った36分に横浜FCは、大久保を下げて、FW黒津勝を投入した。同40分には、その黒津が倒されてFKを得るとMF松下裕樹が直接ゴールを狙ったが、GK水谷に阻まれた。その後も福岡ゴールに迫る横浜FCだったが、後半45分にCKから野崎が放ったシュートもGK水谷に弾かれて、クロスバーに嫌われた。このまま0-1で敗れた横浜FCは、ホームゲーム3連敗となってしまった。

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