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3連敗の名古屋、ピクシー「私の責任」もPK失敗玉田に「ヒーローになりたかったのか」

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[5.11 J1第11節 名古屋1-2横浜FM 豊田ス]

 名古屋グランパスは11日、ホームで横浜F・マリノスに1-2で敗れた。後半5分にFWケネディのゴールで名古屋が先制したが、同18分にFWマルキーニョス、同29分にMF兵藤慎剛にゴールを許し逆転負け。3連敗で公式戦の勝ちなしは6戦に伸びた名古屋。公式サイトによると、試合後の会見でストイコビッチ監督は「前節と代わり映えのないガッカリした結果となりました」と落胆した。

 1点ビハインドの後半ロスタイム。FW玉田圭司がPA内で倒され、同点に追いつきたい名古屋にこれ以上ないチャンスが生まれる。キッカーはこの日すでに1本PKを決めているケネディではなく、自ら獲得した玉田が務めた。しかし右隅を狙って蹴ったキックは見事にGK榎本哲也に防がれてしまった。「蹴る前にプレッシャーはありましたが、それに負けたわけではありません。ここ2試合スタメンから外れ今日また使ってもらいましたが、今日はなんとしても結果を出したかったので残念です」。

 ストイコビッチ監督は「サッカーの中では、あのようなことは起こりうること」としながらも、「PKは16番が蹴る予定でした。16番はケネディですよね?何故、代えたのか解りません。玉田が蹴りたかったのか、ヒーローになりたかったのか」とキッカーの選択を悔いた。

 勝利から見放されている名古屋だが、ここ数試合の出来から比べると、内容の改善がみられた。しかし結果がすべての世界。「今の状況を深く受け止めながら、前に進んで行きたいと思います。選手の責任にしたくはありません。私が監督である以上、私の責任です。出来るだけ早く解決法を見つけて、この状況から脱出し、再び上を目指していきたい」。ストイコビッチ監督は、就任以降最大ともいえる危機的状況を切り抜ける覚悟を語った。

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