beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

フットサル日本代表 ミゲル・ロドリゴ監督 アルゼンチン戦の前日会見コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
 フットサル日本代表は15日に、アルゼンチン代表と親善試合を行う。昨年11月のW杯戦後、初めての国際Aマッチとなる。この試合の前日練習を終えたミゲル・ロドリゴ監督は「力のあることを示したい」と語り、マンツーマンで戦って来る相手に対して、どう戦うのかという戦術的な部分まで、かなり具体的に話している。

―試合に向けて?
「W杯が終わってから最初の試合です。ファンのみなさんには新しいチームを見てもらいたいと思います。相手は世界のトップ8に入る強豪です。しかし、これまでもそうでしたが、そういう相手にこそ自分たちは挑んで力を付けていくスタンスです。ですから、良いチャレンジだなと思います。これまでもイタリア、チェコ、ブラジルと海外のチームを日本に招いたゲームで、私たちは力のあることを示せてきています。明日、その後の大分でのゲームでも、良い試合をして力を見せたいと思います」

「また、明日の試合は私たちにとって来年のアジア選手権へ向けた第一歩になります。W杯を経験していない選手が5人、入っています。チームは新生の一歩目を踏み始めている段階。ここから生まれ変わっていく計画はありますが、それが始まっているのです。新しいメンバーを加えて、良い融合を目指す。もうアジア選手権を目指す一歩が始まっている。今のところ、ケガ人も出ていません。ただ、それぞれの所属クラブでプレシーズンのトレーニングが始まって間もない状態で、選手たちは疲労が重なっている。一方のアルゼンチンはシーズンに入っている状態で、フィット状態です。そのコンディションの違いはあるかもしれません。そういう意味で、私としてケアしたいのは、一人の選手が長い時間に出るよりも、小気味よく交代して、一人あたりのプレーイングタイムが、それほど長くならないように回せていけたらと思います」

―アルゼンチンはどんなチーム?
「フェルナンド・ララニャガ監督の下、スタイルは変わっていません。今は、ほとんど見られなくなった徹底したマンマークでやっているチームです。さらに、もう一つの局面はその形を引いた状態でやっていること。つまり、相手のゴール前でボールを奪って仕掛けようとすることは、あまりないスタイルです。また、そこからのカウンターを持ち味にしています。すごく早くて、精度が高く、シュート力があり、テクニックの高い選手がいます」

「次の質問は、おそらく『それに対するにはどうすればいいか?』だと思うので、先にお答えします(笑)。相手がマンマークでくることは、わかっているので、動きを豊富に入れて、陣形をかき乱すことが大事になります。もう一点は、それをやる間にも、慌てない、焦らないこと。慌てて仕掛けて、相手の待ち構えているカウンターの罠に陥らないように、かき乱して、じっくりと隙を狙うこと。3つ目の要因は、そういう中で相手が引いて押し込んで、マンマークで対応して、その中でピヴォを使う。ピヴォにボールを入れることで、そのままシュート、また、そこからボールを落として、シュートチャンスをつくる。4つ目は、これら3つのことをスピードをもってやること。スピードの緩さは相手が狙っているところです。この4つとは別に、アルゼンチン攻略の5つ目のポイントはセットプレーですね。日本の持ち味でありますし、相手もセットした状態、イーブンの状態から仕掛けが活かせるか。もちろん、そこから決めないと意味がありませんがね。ちょっと、これは無料の戦術講座になってしまいましたね(笑)」

―キャプテンは? 何を期待する?
「難しい側面です。ずっとリーダーシップを発揮してきた木暮選手らがいましたからね。今の存在感とか、経験、影響力を考えれば、北原(亘)が相応しいかなというイメージはあります。リーダーシップがありますし、彼の言うことは一目置いてみんなが聞いている感じがします。まぁ、彼だけじゃなく他にも候補はいますが、そういうリーダーシップをきちんと発揮して、レギュラーベースでやっていけるタレントを養成していく必要はあるかなと思います。パッと今、イメージが浮かぶのは北原ですね」

―スペイン遠征にも行った吉川智貴、室田祐希はフィットしている?
「彼らは、日本代表に合流してからの時間が短い。そういう意味では、当たり前だと思いますが、僕らのやっていることに対する知識、理解力は浅い。ただ、スペイン遠征では素晴らしいスキル、タレントがあることを証明し、発揮しました。それができたからこそ、彼らはここにいます。彼らには非常に期待しています。特に攻撃面で勇気があり、思い切りがある勇敢なプレーができます。リスクを背負うことをいとわない。そういうプレーができます。そういう意味では、彼ら2人だけじゃなくて、他にも2、3人、そういう力を持った選手がいる。今回の代表には入っていませんが、彼らも次のアジア選手権以降は合流してくれる。合流させたいなと思っています」

(取材・文 河合拓)

TOP