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代表に復帰したFP滝田「すごくワクワクしています」

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 フットサル日本代表は15日に、アルゼンチン代表と親善試合を行う。この試合を待ちわびていたのが、FP滝田学(ペスカドーラ町田)だ。昨年11月に行われたフットサルW杯の直前合宿まで代表に名を連ねていたが、最後に招集メンバーから落選した。それだけに2年後のアジア選手権、そして4年後のW杯に向けて再スタートを切る代表チームの中で、中心選手になる意欲を人一倍、強く持っている。

「僕自身はスペイン遠征も行っているのですが、本当の意味でのアジア選手権とか、今後の4年を見た中でのスタートは明日かなと思うので、すごくワクワクしていますし、ここにいることが嬉しいです。やっぱり代表でずっとやりたいなという気持ちがあります」。

 3月の終わりから4月上旬にかけて、日本代表はスペイン遠征を行った。ここでW杯に出た選手たちと、あらためて一緒にプレーをする中で、滝田は彼らの変化を感じ取ったという。「(森岡)薫くんとか、ラファ(逸見勝利ラファエル)とか、ちょっと一つレベルが上がったように感じました。要求がすごく高くて、スペイン遠征では怒られっぱなしでしたね(笑)。でも、今まであまりなかったところまで細かく言ってくれて。そこを経て、ここにきているので、すごく良い感触があります」と、アルゼンチン戦に自信を見せた。

 W杯の直前に行われた壮行試合のブラジル戦まで、日本代表に帯同していた滝田だが、その試合はピッチに立つことはできなかった。明日の試合は、東京を本拠地とするFリーグのクラブから、唯一選出されているという点でも期待がかかる。「以前、ロシア戦を代々木でやったときも、僕とレオさん(横江怜・ペスカドーラ町田)が代表に選ばれていたんですけど、2人ともベンチ外になって…。そのときも応援に来て下さっている方がすごくたくさんいたので、その分も挽回したいですね」。多くの人の期待を背負い、日本代表の滝田は再出発する。

(取材・文 河合拓)

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