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南野の決勝点でC大阪が逆転勝ち、GL突破決める

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[5.15 ナビスコ杯第6節 C大阪2-1鳥栖 金鳥スタ]

 セレッソ大阪はホームでサガン鳥栖に2-1の逆転勝利をおさめ、グループリーグ突破を決めた。前半1分に先制を許したが、後半27分にDF丸橋祐介の直接FKで追いつくと、同41分、途中出場のFW南野拓実が勝ち越しゴール。勝ち点を10に伸ばし、B組2位以内を確定させた。

 試合はいきなり動いた。開始早々の1分、鳥栖はDF金井貢史が右サイドからFW早坂良太とのワンツーで中に切れ込み、左足でシュート。ゴール前のFWロニに当たってこぼれたボールを再び金井が右足で蹴り込んだ。

 今季、横浜FMから期限付き移籍で加入した金井の移籍後初ゴール。先制点で勢い付く鳥栖はMF清武功暉が左サイドからドリブルで中に仕掛け、右足でシュート。さらにMF水沼宏太のスルーパスに抜け出した早坂がGKと1対1を迎えるなど立て続けにチャンスをつくったが、GKキム・ジンヒョンの好セーブに遭い、追加点を奪えなかった。

 C大阪は前半37分、MF扇原貴宏に代えてMF楠神順平を投入。早くもベンチが動き、徐々に流れを引き寄せていった。1点ビハインドで折り返した後半はC大阪が攻勢に出る。DF酒本憲幸の右CKからエリア外のMF山口螢が右足ダイレクトボレー。サインプレーから飛び出した強烈なシュートは枠を捉えていたが、GKの好守に阻まれた。

 それでも後半27分、ゴール正面でFKを獲得すると、丸橋が左足で直接狙ったボールが鮮やかにゴール左上隅に吸い込まれた。丸橋の芸術FKで追いつき、猛攻に出るC大阪は後半41分、FW柿谷曜一朗から右サイドでパスを受けた酒本がゴール前にアーリークロス。これをニアで途中出場のFW播戸竜二がヒールで流し、ゴール前に走り込んだ南野が右足で押し込んだ。

 1点ビハインドの後半16分から投入されていた南野の逆転弾。これが決勝点となり、C大阪の決勝トーナメント進出が決まった。「点を取ることが求められていたと思うので、それができたのはよかった。信じて走ったからこそゴールできたと思うし、チーム全員で取ったゴール」。ナビスコ杯2得点目を謙虚に振り返った18歳のルーキーは「ファイナリストになれるようにがんばっていきたい」と、グループリーグ突破に満足することなく、次のステージを見据えた。


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