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[EL]ロスタイムの決勝点を喜ぶイバノビッチ「最高のエンディング」

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 後半ロスタイムが2分を過ぎ、誰もが延長突入を覚悟したときだった。MFフアン・マタのCKをDFブラニスラフ・イバノビッチは完璧なヘディングシュートで合わせて、土壇場で決勝ゴールを決めた。ヒーローとなったセルビア代表DFの試合後のコメントをUEFA.comが伝えている。

 欧州カップ戦の決勝で、決勝ゴールを決めるほどうれしいことはないのではないか。そう聞かれるとイバノビッチは「確かに、その通りだよ」と認めた。

「最高の気分だし、自分と自分のキャリアにとって非常に大きなゴールだった。チーム全体がこの結果にふさわしい。僕らはシーズンを通してとてもハードにプレーしてきた。トロフィーを手にシーズンを終えるにふさわしいチームだ。とても大変だったけど、パワーと気骨を示した。チームとクラブ、そしてサポーターにとっても最高の気分だ。今は喜びに浸りたい」

 今シーズン、チェルシーが戦った公式戦は、69を数えた。この決勝もDFジョン・テリーやMFエデン・アザールらがケガで欠場を余儀なくされた。シーズンを振り返り、イバノビッチは「多くの試合を消化し、リーグでは勝ち点を1つでも多く積み上げようと戦った。ヨーロッパリーグでは、トロフィーを手にするチャンスを得た。僕らにとってもファンにとっても非常に重要なトロフィーだ。一戦一戦に備え、最終的に至福を味わうことができた」と、胸を張る。

 シーズン途中にロベルト・ディ・マッテオ監督が解任された。紆余曲折のあった2012-13シーズンも、残すところ1試合となった。来季のCL出場権を、ほぼ手中に収めているチェルシーだが、プレミア・リーグ最終節のエバートン戦(19日)をホームで戦えることをイバノビッチは喜んだ。「最高のエンディングになるよ。僕らはホームで、僕らのサポーターの前で、今季の最終戦を戦える。チームは、このトロフィーを獲得できたことを、彼らと喜びあえる。そんな最高の機会になるよ」と、大仕事をやってのけたDFは、シーズン最終戦を心待ちにしていた。

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