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最多得票でベスト11選出、カズ「20年前の情熱を今も失ってない」

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 Jリーグは17日、Jリーグ20周年企画『Jクロニクルベスト』を発表し、サポーターによる投票の結果、FW三浦知良(横浜FC)が最多得票でJリーグ過去20年のベストイレブンに選出された。

 この日、都内で行われたJリーグ20周年パーティーに出席したカズは「自分が積み重ねてきたものが評価されたことは光栄ですし、20年間、ピッチに立ってきたご褒美も込めてだと思いますが、サポーターの方々の投票というのは選手として非常にうれしく思っています」と、感謝の思いとともに素直に喜んだ。

 93年5月15日、国立競技場で開催されたJリーグ開幕戦。V川崎(当時)の一員としてピッチに立ったカズは「いつもと変わらない1試合として迎えた記憶がある。Jリーグとしては特別な日だったけど、僕としては今までやってきた中の1試合と位置付けていた」と述べたうえで、「ただ、これから先、1993年5月15日という日は自分にとっても大きな1日になると思う」と、日本サッカー界にとっての歴史的な日を懐かしそうに語った。

 この20年間を振り返り、「あっという間でしたね。26歳から46歳まで、あっという間だった。それに尽きます」。46歳となった今も現役でプレーを続けるカズは「20年前の情熱を今も失っていない。自分が情熱を持ってグラウンドに立てる以上、まだまだ戦っていこうかなと思っている」と力説。「いつまでやれるかは言えないけど、川淵さん(川淵三郎・日本サッカー協会最高顧問)に耳元で『50歳までやれ』と言われたのでがんばります」と笑顔で語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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