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大分が新潟に競り勝ち、今季初勝利!!J1では1266日ぶり勝利挙げる

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[5.18 J1第12節 新潟2-3大分 東北電ス]

 大分トリニータがようやく今季初勝利を挙げた。アウェーでアルビレックス新潟と対戦した大分は、3-2で競り勝った。リーグ戦12戦目、J1では09年11月29日の千葉戦以来、1266日ぶりの勝利を挙げた。

 押されていた大分だが、ワンチャンスをものにし先制に成功した。前半40分、右サイドのスローインからMF木村祐志がクロスを上げると、セットプレーの流れで前線に残っていたDF若狭大志が頭で流し込んだ。

 今季初の連勝を目指す新潟。前節ハットトリックを記録し、リーグ戦ここ3試合連続ゴール中のFW川又堅碁が中心となってゴールに迫る。しかしチャンスは多いものの、ゴールが遠く、時間だけが淡々と流れてしまう。

 しかし迎えた後半21分、新潟が右CKからMF成岡翔のヘディングシュートのこぼれ球をFW田中達也が押し込み、試合を振り出しに戻した。田中達は移籍後初ゴール。浦和時代の11年8月6日の神戸戦以来、651日ぶりの得点で試合を振り出しに戻した。

 だが大分は諦めなかった。後半35分、FW森島康仁が頭で落とすと、フリーになっていたFW高松大樹がGKとの1対1を冷静に制して流し込み、勝ち越しに成功。しかしロスタイム直前にMFレオ・シルバにまさかの同点弾を許してしまう。

 激戦となった一戦、最後の最後にドラマが待ち構えていた。後半ロスタイム7分、大分はロングボールを高松が頭で落とすと、DF土岐田洸平が執念のゴールを蹴り込み、劇的な勝利を呼び込んだ。

 大分が今季初勝利を挙げるとともに、J1では09年11月29日の千葉戦以来の白星を挙げた。土壇場で勝ち越しゴールを奪った土岐田は「枠を外さないように心がけて打った」と興奮ぎみに振り返ると、「開幕から自分たちの試合がなかなかできなかった。久々の複数得点で勝てたのは自信になる」と巻き返しを誓った。

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