beacon

柿谷2ゴールでC大阪が逆転勝利、柏の“工藤神話”が崩壊

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.18 J1第12節 柏1-3C大阪 柏]

 セレッソ大阪がアウェーで柏レイソルを3-1で下した。リーグ戦は3試合ぶり勝利ながら、負けなしは6戦に伸びた。勝ち点も20にのせた。

 先制は柏だった。前半26分、MF大谷秀和のスルーパスを受けたFW工藤壮人がゴール正面から流し込み、1点を先行した。しかし前半終了間際にC大阪はゴール正面やや左でFKを獲得。MF山口螢が右足を振り抜くと、壁に当たりコースの変わったボールはGK菅野孝憲の逆を突き、そのままゴールネットを揺らした。

 実力伯仲の好ゲームとなったこの試合。試合を決めたのはC大阪の誇るスター候補生、MF柿谷曜一朗だった。MF扇原貴宏からの浮き球パスを柿谷らしい絶妙トラップで受けると、DF近藤直也の懸命のスライディングもものともせず、ニアサイドを抜いた。さらにロスタイム、カウンター一発、FW南野拓実が詰めたボールを前にでた菅野がクリアするが、走り込んだ柿谷が無人のゴールに流し込み、ダメを押した。

 今季2度目の1試合2ゴールで今季の得点を8に伸ばした柿谷。試合終了時点で工藤とともにFW渡邉千真(FC東京)、FW豊田陽平(鳥栖)に並び、得点ランク2位タイに浮上した。「先制されたあと、諦めず前に進めた」と逆転勝利を冷静に振り返った柿谷。「みんなで一生懸命戦えている。続けていきたい」とエースは更なる躍進を誓った。

 対する柏。15日に行われたACLアウェー全北現代戦に勝利し、勢いに乗っていたが、公式戦の連勝は4でストップしてしまった。また工藤がゴールを挙げた試合は負けないという“工藤神話”も崩壊。柏にとっては踏んだり蹴ったりの結果となってしまった。

TOP