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バースデーゴールの大迫、公式戦2試合連続のロスタイム弾

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[5.18 J1第12節 鹿島3-1名古屋 カシマ]

 自ら祝砲を上げた。この日、23歳の誕生日を迎えた鹿島アントラーズのFW大迫勇也が2-1の後半ロスタイムに試合を決定づけるバースデーゴール。15日のナビスコ杯・大分戦(1-0)に続く後半ロスタイムの得点で自らの誕生日を祝った。

 MF本田拓也の右クロスがDF田中隼磨の頭上を越えたところでうまく体を入れて反転。正確なトラップでボールを前に運び、振り向きざまに左足で流し込んだ。鮮やかな個人技からのゴールだった。

 FWダヴィが出場停止だったこの日は1トップを務めた。DF田中マルクス闘莉王、DF増川隆洋という屈強なCBに対しても互角以上に渡り合い、前線で起点となった。チャンスメイクと同時に自らもシュート5本を放つなど果敢にゴールを狙った。

 リーグ戦では6試合ぶり今季3得点目となった大迫だが、15日のナビスコ杯・大分戦でもラストプレーで劇的な決勝点を決め、チームを決勝トーナメント進出に導いた。これで公式戦2戦連発となるロスタイム弾。エースにエンジンがかかってきた。

 前節の浦和戦(1-3)は判定にも泣かされ、7試合ぶりの黒星を喫したが、仕切り直しの一戦に快勝。大迫はリーグ戦中断前のラストゲームとなる25日のF東京戦に向け、「中断前最後も勝って、大宮との差を少しでも詰めていきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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