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悪夢の4連敗…闘莉王「こんな負け続けるのは初めてに近い」

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[5.18 J1第12節 鹿島3-1名古屋 カシマ]

 悪夢の逆転負けだった。名古屋グランパスは4連敗で6試合白星なし(1分5敗)。DF田中マルクス闘莉王は「試練です、試練。こんな負け続けるのは初めてに近い。みんなが一丸となって、勝てるチームにしないといけない」と厳しい口調で言った。

 前半24分に先制しながら守備陣が3失点。最近4試合で9失点と、守備の崩壊が止まらない。一方の攻撃陣もここ6試合で5得点と、1試合2得点以上の試合がない。MF藤本淳吾が「1点は取れているし、チームとしてどう2点目を取るか」と課題を挙げれば、GK楢崎正剛は「もう少し守備に力を入れないと。点を与えないことにエネルギーをかけないといけない」と指摘。選手間の意識のズレは試合でのチグハグさにもつながっている。

 名古屋の4連敗は09年以来、4年ぶり。3年前のJリーグ王者が一転して残留争いに巻き込まれている。「きれいごとにこだわっている場合じゃない。今日できなかったら次やるしかない。あきらめずに、気持ちが切れたらいけない」。楢崎は悲壮な表情を浮かべていた。

(取材・文 西山紘平)

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