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千葉が4連勝で3位に浮上!!松本に6戦ぶり黒星つける

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[5.19 J1第15節 千葉1-0松本 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉がホームで松本山雅FCを1-0で下した。後半32分にMF谷澤達也の挙げたゴールを守り抜いた。千葉はこれで4連勝。勝ち点を27に伸ばし、3位に浮上した。敗れた松本は4月17日のG大阪(0-1)戦以来、6戦ぶりの黒星。順位も12位に後退した。

 千葉のスタメンは前節の富山戦(3-2)と全く同じ11人。対する松本は前節、15日に行われた第10節の延期試合、東京V戦(0-0)から3人を変更。FW長沢駿を2試合ぶり、MF北井佑季を9試合ぶりに先発復帰させ、今季阪南大から加入、この日がプロデビュー戦となるルーキーMF飯尾竜太朗を先発で起用した。

 静かな前半となった。ポゼッションで上回る千葉だが、決定機が作り出せない。開始1分にケンペスがドリブルで持ち込みシュートを放つが枠外。セットプレー、特にCKの多い前半となったが、29分のCKの場面ではケンペスの折り返しをDF山口智が頭で合わせるが、力なくGK野澤洋輔の手の中に収まった。

 徐々にエンジンのかかりだす両チーム。だが38分、千葉はMF田中佑昌のクロスをMF谷澤が頭で合わせてがわずかに右。44分のMF佐藤勇人のミドルシュートも野澤の好セーブに阻まれる。

 なかなか攻め込むことの出来なかった松本は38分にFW長沢駿に代えてFW塩沢将吾を投入。終了間際の45分にFW船山貴之がボレーシュートを放ち、前半最大の決定機を作るが、GK岡本昌弘に弾かれ、ゴールネットを揺らすことはなかった。

 後半最初に決定機を迎えたのは松本。反町康治監督に「我々の底力を出すときだ!」と気合を入れられ送り出されたイレブンは15分に右サイドからのFKを獲得。だがMF岩沼俊介のキックを塩沢が頭で合わせたが、クロスバーに弾かれ、先取点ゲットとはいかなかった。

 ベンチが先に動いたのは千葉。後半25分、佐藤勇に代えてMFジャイールを投入。攻撃の枚数を増やして得点を奪いに行く。松本も30分、北井に代えてMF弦巻健人を投入。前線をフレッシュにして勝負に出る。

 ここで試合が動く。後半32分、右サイドで仕掛けたジャイールがDFをかわしてゴール前にクロス。走り込んだ谷澤が競り合いながらも頭で押し込み、千葉に待望の先制点をもたらした。

 ビハインドを背負った松本は34分にMF岩沼俊介に代えてMF岩渕良太をピッチに送り込む。3枚のカードを使い切った松本。直後の36分にこぼれ球に反応した船山がミドルシュートを狙うが、わずかに右に外れていった。

 千葉は後半44分、MF兵働昭弘に代えてMF山口慶を投入。ロスタイムには田中に代えてDF青木良太と投入。守備を固めてゲームを終わらせた千葉が、今季初の4連勝で勝ち点を27に伸ばし、3位に浮上した。

(取材・文 児玉幸洋)

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