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未勝利の続く北九州と横浜FCの一戦は、痛み分けに

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[5.19 J2第15節 北九州1-1横浜FC 本城]

 J2は19日に第15節を行い、ギラヴァンツ北九州横浜FCと対戦した。前半にFW大久保哲哉に先制点を許した北九州だが、後半13分にDF冨士祐樹の直接FKで同点に追い付く。その後も北九州はチャンスをつくったが、追加点を挙げることはできずに、試合は1-1で終了した。これで北九州は8戦未勝利、横浜FCも3戦未勝利になっている。

 前節で連敗を6で止めた北九州は、今季初スタメン出場となったFW池元智樹とFW大島秀夫の2トップで試合に臨んだ。一方の横浜FCは、MF三浦知良が2試合ぶりにスタメンに名を連ねている。

 最初にチャンスをつくったのは、北九州だった。前半20分に、左サイドを抜け出したMF八角剛史がゴール前にクロスを入れる。これを池元が左足で合わせたが、シュートをミートできずにGKシュナイダー潤之介にキャッチされた。「前半の出だしは、良いリズムでシュートまで行けている場面があった」と、北九州の冨士が振り返るように、試合は北九州ペースで進む。

 しかし、前半31分に先制点を挙げたのは、アウェーの横浜FCだった。MFカズから中央のMF内田智也、左サイドのDF西嶋弘之とパスがつながり、西嶋が切り返しから右足でゴール前に入れたクロスを大久保がヘディングでゴールに決めた。この1チャンスを生かした横浜FCが、前半を1点リードで折り返す。

 後半も北九州は、池元が積極的に仕掛けていく。後半開始早々に、ボレーシュートを放つと、同13分にもドリブルから横浜FCのMF松下裕樹のファウルを誘って、直接FKを得る。このキッカーを務めたのは、冨士だった。「前半の失点は、自分のマークミスでやられていた」と反省する左SBが、左足で8節の福岡戦以来、今季2点目となるゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。

 その後も北九州は、逆転ゴールを目指して横浜FCゴールに迫っていく。しかし、後半36分の冨士の直接FKはゴール左上に外れ、同41分の池元のシュートも、枠の右へ逸れて行った。最後まで北九州がチャンスをつくったが、勝ち越し点を挙げることはできず。波に乗れない両チームの一戦は、1-1の痛み分けとなっている。

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