ミラン(イタリア)は19日、セリエA最終節でシエナと戦い、2-1で勝利。4位・フィオレンティーナを勝ち点2差で上回って3位を死守し、来季の欧州CLプレーオフ出場権を獲得した。

　前半25分に先制されたミランは0-1の後半23分にMFマッシモ・アンブロジーニが2枚目の警告を受けて退場してしまう。数的不利を強いられて追い詰められたが、後半39分にFWマリオ・バロテッリのPKによって同点に追いつくと、42分にはMFリカルド・モントリーボの浮き球パスからDFフィリップ・メクセスが決勝ゴールを叩き込み、劇的な逆転勝利を飾った。

　クラブによると、アドリアーノ・ガッリアーニCEOは「まさに地獄から這い上がったような気分だ。この3か月間ずっとチャンピオンズリーグ出場権を守り続けてきたというのに、試合終了6分前まで、それをつかみ損ねるところだったんだ。アンブロジーニが退場した瞬間、目の前にエンド・クレジットが浮かんだよ」

　そして殊勲のメクセスは「今シーズンは苦しい戦いになったけれど、全員が一つにまとまっていたからこそ、チャンピオンズリーグ出場権を得ることができた。ミランは4位におさまるようなチームではないということを見せつけたいと、全員が思っていた。サッカーは何が起こるかわからない、だから美しいんだ」。劇的な勝利を来季、必ず結果につなげる。

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