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レアル・マドリーがモウリーニョ監督との契約解除を発表

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 レアル・マドリーは20日、クラブの公式HPでジョゼ・モウリーニョ監督との契約を6月2日限りで解除することを発表した。

 同日にサンティアゴ・ベルナベウで記者会見を行ったフロレンティーノ・ペレス会長は、「初めに、監督との話し合いを行った結果、今シーズン終了後に契約を解除することで合意した。クラブ、監督ともに今シーズン終了後に両者の関係を終わらせるのが一番だと考えた。レアル・マドリードの役員を代表して、彼の3年の働きに感謝したい。チームが成績も競争力的にもステップアップすることに務めてくれた監督だった。監督の新しい戦いで多くの成功があることを我々は望んでいる」と、コメントしている。

 さらにペレス会長は、今回の決定が「解任」ではないことを強調した。「モウリーニョを解任したという質問は実際の話として現実味のないものだ。今回の決断は我々の間で決まったものであり、誰一人、監督を解任したというものではない。すべての人に伝えるが、クラブに一度籍を置いた者が離れることは決して喜ばしいことではない。だが、3年間の関係を考え、この関係を終わらせるのに一番適したのがシーズン終了後であるとお互いが考えた。我々は監督のチームに対する貢献に感謝している」。

 後任として、現在パリSG(フランス)を率いているカルロ・アンチェロッティ監督の名前が挙がっている。ペレス氏も、実際に接触したことを認めた。「PSGに対して我々は最大限のリスペクトをしている。数日前、PSG会長とアンチェロッティ監督の招聘についてGMが話をしたが、それは契約が終わるものだと思っていたからだ。だが、このテーマは明日までに解決しなければいけないものではないし、ゆっくりと考えていきたい。オプションはいくつかある」と、時間を掛けて次期監督を選定する意向を示した。

 モウリーニョ監督はスペインを離れて、チェルシー(イングランド)へ復帰することが確実視されている。

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