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横浜FMが清水に競り勝ち、グループA首位で決勝Tへ!

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[5.22 ナビスコ杯第7節 清水1-2横浜FM アイスタ]

 ナビスコ杯は22日にグループリーグ第7節を行い、清水エスパルス横浜F・マリノスが対戦した。引き分け以上で決勝T進出の決まるAグループ首位の横浜FMは、前半44分にFWマルキーニョスの今大会4点目で先制する。後半23分にも途中出場したFW藤田祥史が追加点を挙げた。このまま2-1で勝利した横浜FMが、首位で決勝Tに進出。決勝点を挙げた藤田は「ナビスコカップでも、しっかりタイトルを取れるように頑張っていきたい」と、タイトル獲得へ意欲を見せた。

 試合は序盤、清水の守備が機能した。高い位置でボールを奪うと、前半8分にはFWバレーがゴールを狙ったが、シュートはGK六反勇治に抑えられる。徐々に清水の守備に適応した横浜FMも、盛り返していった。出場停止のDFドゥトラに代わって出場し、プロデビューを果たしたDF奈良輪雄太が中に切れ込んでシュートを放つなどチャンスをつくる。前半22分にもMF中村俊輔がミドルシュートを放ったが、GK櫛引政敏に防がれた。

 主導権を握られた清水も、前半35分にはPA内のFWバレーにロングボールを入れる。うまくDFに体をぶつけてスペースをつくったバレーが、オーバーヘッドでゴールを狙ったが、シュートはGKの正面に飛んでいる。44分、先に試合を動かしたのは横浜FMだった。最終ラインの裏を取ったMF斎藤学がPA内でDFをかわし、中央のマルキーニョスにパス。これをマルキーニョスが右足で決めて、横浜FMが先制した。

 1点のリードを得たことで、後半の横浜FMは余裕のある試合運びを見せる。後半19分に横浜FMはマルキーニョスを下げて、藤田を起用する。この交代から4分後、左サイドから奈良輪がクロスを入れると、ゴール前でマークを外した藤田がヘディングで合わせる。「奈良輪が良いボールを蹴ってくれたので、合わせるだけでした」と振り返る藤田のシュートがゴールを揺らし、横浜FMが決勝トーナメント進出を決定的にする2点目を挙げた。

 後半29分には、清水も反撃に出る。右サイドからバレーが折り返したボールが左に流れると、これをFW伊藤翔がゴール前に入れる。そこに飛び込んだMF石毛秀樹のダイビングヘッドがゴールに決まり、清水が1点を返した。これで勢いづいた清水は、同31分にもバレーが単独突破からPA内までボールを運び、左足でシュートを放つ。しかし、これは枠を捉えることはできなかった。

 その後も横浜FMを押し込む清水は、後半ロスタイムにも伊藤からのパスを受けたDF藤田息吹がシュートを放つ。しかし、これはGKの正面に飛び、プロデビュー戦で初ゴールを挙げることはできなかった。結局、このまま試合は終了し、横浜FMが決勝Tに駒を進めている。

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