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柏FW工藤の代表入りはあるか?原技術委員長も決定力を絶賛

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[5.22 ACL決勝T1回戦第2戦 柏3-2全北現代 柏]

 FW工藤壮人は1点リードで迎えた後半24分、MF大谷秀和のスルーパスに反応すると、冷静に左足で流し込んだ。今大会3戦連発となる5得点目。柏レイソル初の8強進出の大きな原動力となっている。

 日本代表の隠し玉になるかもしれない。来月のW杯最終予選などを戦う日本代表メンバーは23日に発表されるが、視察に訪れた日本サッカー協会の原博実技術委員長も「ああいう所で決めきる決定力がある」と工藤を絶賛。前線からのプレッシングなど献身性も高く評価した。

 だが当の本人はあくまでも平常心を強調。「いい情報がくれば、それは嬉しいことですが」としたが、「今は個人的に代表を意識するということはありません」とキッパリと話した。ただDF酒井宏樹ら昔の仲間が代表で活躍していることについては、「刺激を受けている」と素直な気持ちを明かした。

 クラブとして初のACL8強入り。「きょうもよくわからないところでふくらはぎを蹴られたりした」と苦笑いを浮かべた工藤。「でもこれもACLだと思っている。自分自身も成長できているところだと思う」と日本を代表する誇りを語った。

 準々決勝以降は組み合わせにより、中東での試合も十分に考えられる。「今年のアウェーはどんな状況でも対応できたという自信がある」。胸を張った工藤は「アジア王者になってクラブW杯に出たい。レイソルのエンブレムを付けて、アジアに、そして世界にレイソルの強さを広めていきたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋) 


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