大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第93回は阪南大の全日本大学選抜FW泉澤仁選手(4年=新潟ユース)です。

　昨年の関西学生リーグ1部MVP男は、J4クラブが獲得オファーを出しているという注目アタッカー。抜群の突破力で相手守備網を切り裂き、ゴールを陥れるFWの今年の目標とは?(取材日:4月23日)

―ユニバーシアードがどんどん近づいてきているが
「前回大会世界一ということで、もう一度自分たちが世界一取るという意気込みでキャンプに臨みました」

―去年勝利した日韓戦で今年は敗れたが
「去年は守備から攻撃の切り替えのところが速かったところが結果に出たと思っている。韓国では崩した後、フィニッシュまでの精度が欠けていたかなと思っています」

―きょうのトレーニングについては
「サイドハーフにボールが入った時とかの守備の連動。これからは格上の相手と戦っていくので、まずは守備の部分をテーマに練習しました」

―このチームでの役割
「突破口、フィニッシャー。自分の役割はそこだと思う。ドイツでも日韓戦でも突破して満足してしまったところがあった。突破した後のところが今、課題なので、そこを改善して選ばれたら世界一に貢献したい」

―直前のリーグ戦では思わぬところで足下をすくわれた
「一戦目、二戦目を大差で勝ってしまったところで気持ちの緩みがあったと思う。負けてはしまったけれどいい負けだったと思います」

―今年は注目世代が最高学年になった
「周りからも言われている。結果に現れるように頑張っていきたい。目標は全タイトルですね。天皇杯も行けるところまで行きたい」

―個人的な目標は
「目標としては去年は関西リーグMVPということでマークの方もキツイというのもあるんですけど、上手く利用してゴールに絡みたい」

―来年プロ1年目はどのようなイメージを
「プロで、1年目から活躍とみんな言っていますけれど、ボク自身キャンプから活躍したいと思っていますし、1年間通してずっと出られる選手になりたいです」

(取材・文　吉田太郎)

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