エバートンの元イングランド代表MFフィル・ネビルが8日、今季限りでの現役引退を表明した。BBCなどの英メディアが伝えている。

　マンチェスター・ユナイテッドで6度のプレミアリーグ優勝を経験したP・ネビルは05年にエバートンへ移籍。キャプテンとしてチームを引っ張ってきたが、今年4月、契約満了に伴い、今季限りでエバートンを退団することを明らかにしていた。

　イングランド代表として国際Aマッチ59試合に出場したP・ネビルは「自分の心の中では、もうプレーしないことが分かっている。どんなレベルでもね」とコメント。今季限りでの現役引退を表明した。

　現在、U-21イングランド代表のコーチとしてイスラエルで開催されているU-21欧州選手権に帯同しているP・ネビル。BBCによると、来年のブラジルW杯ではBBCの解説者を務める予定となっているが、「2か月前は、1年間メディアの仕事をすると考えていた。来年のW杯にはBBCと行くよ。でも、自分はコーチの仕事がしたい。もっと芝生の上にいたいんだ」と、指導者としての道を進みたい考えを強調している。

　P・ネビルはこれまでにも、来季からマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任するデイビッド・モイーズ監督の後任としてエバートンを率いたい考えを示していた。また、チャンピオンシップ(2部相当)のブライトンが招聘に興味を示しているほか、モイーズ監督のアシスタントコーチとしてユナイテッドに復帰する可能性も報じられている。

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