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“前哨戦”はドロー バレージ、コンフェデ杯は「すごく楽しみ」

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[6.9 サッカー日本・イタリアOB戦 JリーグOB選抜2-2イタリアOB選抜 国立]

「楽しかった」。選手たちの口から次々と聞かれた言葉だ。9日に行われたJリーグOB対イタリアOBの試合は2-2と決着はつかなかったが、国立競技場にいたすべての人が大満足の素晴らしい試合となった。

 テクニックは衰えてはいなかった。確かに見た目の体型も変わった、髪の毛が薄くなった人もいるかもしれない。だが、トラップやパスといった基本技術に錆びつきは全くといっていいほどなかった。MF福西崇史が「走れなくてもやっぱり巧い。体の使い方は衰えない」と話せば、後半から出場したMF藤田俊哉も「守りが巧い。やらせるところはやらせて、最後のところはやらせない」と“カテナチオ”に脱帽だ。

 奇しくも日本代表とイタリア代表は15日にブラジルで開幕するコンフェデレーションズ杯でも同組となっている。イタリアとは19日(日本時間20日)に行われる第2戦で対戦する。後半19分に同点ゴールを決めた福西は「そこで決着がつけばいいんじゃないですか」とニヤリとした。

 イタリアOBも日本との対戦を楽しみにしている様子。DFマルコ・マテラッツィが「日本はとてもいいチーム。ザッケローニも素晴らしい監督だし、どちらが勝つか分からないよ」と話せば、DFフランコ・バレージも「日本サッカーはすごく良くなっている。オーストラリア戦もすごくいい試合だった。イタリアとの対戦はどこまで出来るかすごく楽しみにしているよ」と好ゲームを期待した。

※敬称略
(取材・文 児玉幸洋)

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