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[総体]伝統の攻撃力発揮!麻布大淵野辺が座間との好カード制す!:神奈川

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[6.9 全国高校総体神奈川県予選2次予選1回戦 麻布大淵野辺3-2座間 麻布大淵野辺G]

 平成25年度全国高校総体「2013 未来をつなぐ 北部九州総体」サッカー競技神奈川県予選は9日、28校による2次予選が開幕。5年ぶりの全国を目指す麻布大淵野辺と2年ぶりの全国進出を狙う座間との一戦は、3-2で麻布大淵野辺が制した。

 試合最終盤の2失点によって笑顔は控えめだった。それでも麻布大淵野辺は1回戦屈指の好カードで伝統の攻撃力を発揮。2回戦へ進出した。FW小林悠(現川崎F)や太田宏介(現F東京)を擁して04年度全国高校選手権に出場した当時のような爆発的な個を持った選手はいない。それでも個々の高い技術と3、4人が連動する崩しを土のピッチで披露して強豪対決勝利。安彦コーチも「選手たちがシンプルかつ速くやってくれた。半分くらいが2年生。ずっと時間をかけてやってきたことが形になった。彼らにとっては自信になったと思います」と納得の表情を浮かべていた。

 座間は縦幅、横幅ともに非常にコンパクトな陣形。ボールサイドに人数をかけて失っても素早い守りでボールを取り返そうとする。そして小柄な技巧派FW三木孔徳やMF清水一輝、そして左SB堀内悠人(すべて3年)の攻撃参加などからチャンスもつくった。対する淵野辺はCBがプレッシャーの中でもアンカーのMF吉田悠馬(3年)らにしっかりとくさびを入れるなどボールを保持。ともにキープ力に優れたMF塚越亮(2年)と10番MF永森啓一郎(3年)が攻撃のリズムをつくり、MF中山克広(2年)も危険なボールを配球する。そして左SB小野天照(3年)の左足が一発のサイドチェンジで局面で変えるなど、主導権を握って試合を進めていた。

 そして22分、背後を狙ったボールは座間DFがクリアしたが、これを中央で拾った塚越がコントロールされた右足ミドルをゴール左上隅へ叩きこんで先制する。さらに38分には相手DFのミスを突いたFW阿部速秀(2年)が右オープンスペースへ抜け出してから中央へ折り返す。これを永森が絶妙なタッチで左前方へはたくと、走りこんだ塚越が2点目のゴールを流し込んだ。

 思い通りの展開で2点をリードした淵野辺に対し、早い段階で1点を返したい座間は後半立ち上がり押し返していたが、逆に決定機をつくったのは淵野辺の方。13分には塚越の左クロスを阿部が頭で合わせ、17分には左サイドをワンツーで攻略した塚越の右足シュートがゴールを捉える。座間はGK相馬竜也(3年)の好守でこのピンチを逃れたが、22分に清水のスルーパスからFW赤塩和哉(3年)が迎えた決定機などを活かせず、追撃することができない。

 逆に淵野辺は24分、左サイドでスルーパスを受けた塚越が中央へカットイン。DFを十分に引き付けてから右前方へ出されたラストパスを中山が右足で冷静にゴールヘ沈めて3-0とした。

 それでも座間は試合終盤に意地を見せる。38分に混戦からMF米山竜司(3年)が右足ボレーでねじ込んで1点を返すと、40分には左サイドを突破した清水のスルーパスから三木が左足シュート。そして42分にはCB友野健太(3年)の左CKにDF中川晃介とFW安孫子竜也(ともに3年)が飛び込んでついに1点差とした。すぐに試合再開するために、全力で自陣へ戻り、奇跡の同点ゴールを目指す座間。だが淵野辺は次の1点は与えずに逃げ切った。

 勝ち切った淵野辺のCB中尾達哉主将(3年)は「少ない気の抜けが2失点につながった。チームの失点です」と猛省。それでも前半に持ち前の攻撃力を発揮するなど難敵に勝って2回戦進出だ。中尾は「自分らが大人になってやろう、向こうの雰囲気に上下されない大人のチームになろうと言っている。苦しい状況でもひとつになることができれば、いい年代になれる。目の前の試合を勝ち続けること」と力を込めた。終盤、課題の守備面に綻びが生じたが、全国復帰を目指すチームはこの日の試合を反省して2回戦に臨む。

[写真]前半38分、塚越(左)のゴールを喜ぶ麻布大淵野辺イレブン

(取材・文 吉田太郎)
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